Windowsで標準搭載アプリが動かなくなったときの対処方法

Windowsで標準搭載アプリが動かなくなったときの対処方法

Windows 10や11には、標準で「フォト」「クロック」「電卓」「Windowsセキュリティ」など、さまざまなアプリが搭載されていますが、それらのアプリが更新などのタイミングで起動できなくなったり、正常に動作しなくなってしまうことがあります。

そこでここではWindows 10を例に、標準搭載アプリに問題が発生したときに、正常に起動・動作するよう修復する方法を紹介します。

標準搭載アプリのトラブル例

標準搭載アプリが正常に起動できなくなったり、正常に動作しなくなってしまうトラブルの例としては、以下のような例があります。

  • フォトアプリで、画像ファイルが開けなくなってしまう。
  • Windowsセキュリティで、アプリ画面が表示されなくなったり「このアプリの一部の領域へのアクセスは、IT管理者によって制限されています。アクセスしようとした項目は利用できません。」と表示されて、一部の機能が利用できなくなってしまう。

上に挙げたようなトラブルの原因の多くは、アプリの更新によることが多いようですが、このようなトラブルは発生したときは、該当のアプリをリセット(初期化)したり、アプリを再インストールするのが有効な対処方法となります。

アプリのリセット

標準搭載アプリの動作がおかしいときは、アプリの設定をリセットすることで、正常な動作に戻る可能性があります。

アプリの設定をリセットする手順は、次のとおりです。

スタートボタンのプログラム一覧から、対象のアプリを右クリックして、メニューから「その他」>「アプリの設定」を選択します。

Windowsで標準搭載アプリが動かなくなったときの対処方法

アプリの設定画面が表示されたら「リセット」をクリックします。なお、アプリによっては「修復」ボタンも表示されている場合があります。その場合は、まず「修復」ボタンをクリックして、アプリが正常に戻るかを確認し、改善しなければ「リセット」ボタンをクリックします。

ちなみに「修復」では、アプリデータを維持したままのプログラムが修復され、「リセット」では、アプリデータも含めて初期化されます。

Windowsで標準搭載アプリが動かなくなったときの対処方法

確認画面が表示されるので「リセット」をクリックします。

Windowsで標準搭載アプリが動かなくなったときの対処方法

以上で、対象アプリをリセット(初期化)できます。

アプリの再インストール

大抵のケースでは、アプリをリセットすることで正常な動作に戻りますが、リセットでもアプリの動作が改善しない時は、アプリを再インストールしてみましょう。

現在では、標準搭載アプリのほとんどが一般的なストアアプリと同じようにアンインストールしたり、Microsoft Storeから再インストールすることができます。

Windowsで標準搭載アプリをアンインストールする方法
Windows 10や11で、Windowsに標準搭載のアプリをアンインストールしたり再インストールする方法を紹介します。

あとがき

標準搭載アプリの多くは、一般的なストアアプリと同じようにバックグラウンドで更新が行われており、更新のタイミングで何らかの原因で正常に起動できなくなってしまうケースがあります。そのようなときは、ここで紹介した対処方法が役立つでしょう。