Windowsでフォルダーやファイル単位でデフラグする方法

Windowsでフォルダーやファイル単位でデフラグする方法

Windows環境で、ファイルの読み書きを繰り返していると、ファイルのデータがドライブ上に分散して保存されている(断片化している)状態になることがあり、これによりファイルへのアクセスが遅くなってしまうことがあります。

このような断片化された状態(fragmentation)を解消するツールとして、Windowsにはデフラグツールが標準搭載されており、デフラグツールを利用することでドライブ上のデータの配置を最適化して、ファイルへのアクセス速度などを改善することができます。

ですが、標準搭載のデフラグツールなどは、ドライブ単位で最適化を行うツールのため、容量の大きいドライブのデフラグには長時間かかるため、使い勝手が良くありません。

そこでここでは、フォルダーやファイル単位でデフラグできるツールを2つ紹介します。

動作環境

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェアバージョン
Windows10 Pro 64bit21H2

Contig

コンティグ - Windows Sysinternals | Microsoft Docs

「Contig」は、Microsoftが提供している「Windows Sysinternals」に含まれているツールで、ファイル単位で断片化を分析したりデフラグできるコマンドラインツールです。

Windowsの管理やトラブルシューティングに役立つツール群「Windows Sysinternals」
ここでは「Windows Sysinternals」の基本的な使い方や、どのようなツールが含まれているのかを紹介します。

使い方は難しくなく、公式ページからツールをダウンロードして任意の場所に配置して、コマンドプロンプトなどから利用します。

基本的な使い方は、以下のように実行することで、指定したファイルだけをデフラグすることができます。

C:\> contig.exe (ファイル名)

また、ワイルドカードを利用して特定の拡張子のファイルだけをデフラグしたり、オプション「-s」を指定すればサブフォルダーのファイルを再帰的にデフラグすることも可能です。

たとえば、以下のように実行すると、Dドライブに存在する拡張子が「txt」のファイルだけを再帰的にデフラグすることができます。

C:\> contig.exe -s D:\*.txt

WinContig

Windowsでフォルダーやファイル単位でデフラグする方法

WinContig

「WinContig」は、フォルダーやファイル単位で断片化を分析したりデフラグできる個人/商用問わず無料で利用できる寄付歓迎ツールで、日本語表示にも対応しています。

ツールは公式ページからダウンロードしたZIPファイルを解凍すれば、すぐに利用できます。

基本的な使い方は次のとおりです。

まず、ツールを起動したら、ツールバーの「追加」をクリックするか、画面上部のリストビューにデフラグしたいフォルダーやファイルをドラッグ&ドロップして登録します。

Windowsでフォルダーやファイル単位でデフラグする方法

あとは、ツールバーの「デフラグ処理」をクリックすることで、登録したフォルダーやファイルをデフラグすることができます。

Windowsでフォルダーやファイル単位でデフラグする方法

また、WinContigでは次のような機能も利用できます。

  • デフラグ前にディスクチェックやディスククリーンアップを実行して、より配置を最適化できます。
  • シェル拡張機能をインストールして、フォルダーやファイルの右クリックメニューからデフラグできます。
  • 特定の条件に合致するファイルのみをデフラグしたり、逆に除外するといったフィルターが設定できます。
  • デフラグ対象のファイルをディスク領域のどこに配置するか(高速アクセス領域or低速アクセス領域)を選択できます。(HDDは、ディスクの内周と外周でデータの読み取り速度に差があり、ディスクの外周のほうが読み取り速度が速いと言われています。)
  • コマンドラインで実行できます。

あとがき

HDD上に頻繁に読み書きを行うファイルがあるなら、上で紹介したツールで定期的にデフラグしておけば安心ですね。

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