Android版Chromeブラウザには、デスクトップ向けのChromeブラウザと同じようにタブをグループ分けする機能が搭載されており、タブをたくさん開いているときにとても便利な機能です。
そこでここでは、Android版Chromeブラウザでたくさんのタブをグループ分けで整理する方法を紹介します。

目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Google Nexus 5X(Android) | 8.1.0 |
Google Chrome | 88.0.4324.181 |
タブグループを有効化する
タブをグループ分けするときはタブグループ機能を利用しますが、端末によってはタブグループ機能が使えないことがあります。
その場合は、以下の手順で有効化できます。
まず、Chromeブラウザを開き、オムニボックス(アドレスバー)に「chrome://flags」と入力し、エンターキーを押します。
試験機能に関する設定画面が表示されるので、上部にある検索ボックスに「Tab Group」と入力します。
すると、設定項目が絞り込まれるので、「Tab Groups」の下に表示されている「Default」をタップして、選択肢から「Enabled」を選択し、設定を反映するために、右下の「Relaunch」をクリックしてChromeブラウザを再起動します。
なお、上の手順でChromeブラウザを再起動しただけでは設定が反映されないことがあるので、その場合は、Androidの設定「アプリと通知」からChromeブラウザの画面を開き、アプリを一度強制停止させます。
アプリ画面から強制終了する方法がよくわからない場合は、端末を再起動してもOKです。
以上でタブグループ機能が有効化されます。
なお、タブグループが有効になると、タブ一覧が自動的にグリッド表示になります。
グリッド表示にならないときは
Chromeブラウザがバージョンアップされたときなどに、タブの一覧が以下のように簡易表示に変更されてしまう場合があります。
この場合は「設定」から「ユーザー補助機能」を開き「開いているタブの簡易表示」をオフにすることで、グリッド表示に戻すことができます。
タブをグループ分けする
タブをグループ分けするときは、タブの一覧画面でタブの上に他のタブをドラッグします。
すると、以下のようにタブがグループ化されます。
※下の画像をクリックすると、動画で確認できます。
タブをグループ化すると、グループ内のタブを表示しているとき、画面下にタブスイッチツールバーが表示され、グループ内のタブを素早く切り替えることができます。
また、グループ内のタブで、外部リンクをクリックするなどして新たなタブが開かれると、新たなタブは自動的に同じグループに入ります。
グループに新規タブを追加
グループ内に新しいタブを追加するときは、タブ一覧画面でグループを選択した後に「+」ボタンをタップして追加するか、タブスイッチツールバーの右端に表示されている「+」ボタンをタップして追加できます。


グループからタブを削除する
タブグループ内の特定のタブをグループから削除するときは、削除したいタブを下にドラッグして「グループから削除」が青く表示されたら離すことで、グループから削除されて単独のタブになります。
※下の画像をクリックすると、動画で確認できます。
タブグループを閉じる
グループ内のすべてのタブを一括で閉じたいときは、通常のタブを閉じるときと同じように、タブグループの右上に表示されている×ボタンをタップするか、左右のどちらかにスワイプすることで、タブグループ自体を閉じることができます。
※下の画像をクリックすると、動画で確認できます。
あとがき
たくさんのタブを開くことが多いなら、タブをグループ分けしておくとタブの一覧から目的のタブを探しやすくなります。
お試しあれ。
