2台のAndroid端末をBluetoothで接続してデータ転送する方法

2台のAndroid端末をBluetoothで接続してデータ転送する方法

インターネットやWi-Fiに接続していない環境で、2台のAndroid端末間でデータ転送する方法の一つに、Bluetooth(ブルートゥース)を利用する方法があります。

Bluetoothを利用した場合、別途ファイル転送用のアプリなどを用意しなくても、共有メニューなどからカンタンにデータ転送できるメリットがあります。

そこでここでは、Android端末同士をBluetoothで接続してデータ転送する方法を紹介します。

2台のAndroid端末を直接接続してオフラインでデータ転送する4つの方法
ここでは、Android端末同士を直接接続(Androidビーム、Bluetoth、Wi-Fi Direct、USBケーブル)して、オフラインでデータ転送する方法を紹介します。

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他の機種やバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェアバージョン
送信端末:Google Nexus 5X(Android)8.1.0
受信端末:Google Nexus 9(Android)7.1.1

Bluetoothでデータ転送する

Bluetoothでデータ転送する手順は、次のとおりです。

ペアリング

まずは、送信端末と受信端末をペアリングします。

送信端末と受信端末の双方で、Androidの「設定」から「接続済みの端末」を開き「Bluetooth」をタップします。

2台のAndroid端末をBluetoothで接続してデータ転送する方法

Bluetoothの設定画面が表示されるので、上部のスライダーをタップしてBluetoothを有効化し、「新しいデバイスとペア設定する」をタップします。

2台のAndroid端末をBluetoothで接続してデータ転送する方法

すると、ペアリング可能なデバイスが表示されるので、受信端末(受信端末で操作しているときは送信端末)をタップします。

Memo

送信端末と受信端末の通信可能距離は、10メートル程度となりますが、見ず知らずの人の端末がペアリング可能なデバイスとして表示される場合も多々あるので、接続端末を間違わないように気を付けましょう。

2台のAndroid端末をBluetoothで接続してデータ転送する方法

すると、以下のようなダイアログが表示されるので、双方の端末の画面に同じペア設定コードが表示されていることを確認してから、双方の端末で「ペア設定する」をタップすればペアリング完了です。

2台のAndroid端末をBluetoothで接続してデータ転送する方法

データ転送

ペアリングが完了したら、送信端末の任意のアプリで送信したいデータを選択して、共有ボタンをタップします。

以下の画面では、例としてファイルマネージャーから画像ファイルを送信していますが、画像ファイル以外にも、動画ファイルやWebサイトのURLといったテキスト情報など、共有メニューに「Bluetooth」が表示されるデータであれば、何でも送信できます。

2台のAndroid端末をBluetoothで接続してデータ転送する方法

共有メニューが表示されたら、一覧から「Bluetooth」をタップし、送信先の指定画面が表示されたら、ペアリングしておいた受信端末をタップします。

2台のAndroid端末をBluetoothで接続してデータ転送する方法
2台のAndroid端末をBluetoothで接続してデータ転送する方法

送信端末でデータを送信すると、受信端末側にデータを受信するかの通知が表示されるので「承諾」をタップすることでデータの受信が開始されます。

2台のAndroid端末をBluetoothで接続してデータ転送する方法

受信したデータは、内部ストレージ内の「Bluetooth」フォルダーに保存されています。

以上で完了です。

あとがき

Bluetoothの通信速度はそれほど速くないですが、Android端末間だけでなく、Bluetoothでのデータ転送に対応している機器同士であれば、同じような手順でデータ転送できますよ。