iPhoneには、テキストや写真、手描きの図、スキャンした書類などさまざまな情報を思いついたときにサッと記録できる「メモ」アプリが標準搭載されており、活用されている方も多いと思いますが、メモアプリをより便利に使いこなす上で、覚えておきたい機能として以下の3つがあります。
- メモの保護機能
- ロック画面からメモを作成する機能
- Windowsパソコンとメモを共有する機能
そこでここでは、上に挙げた3つの機能の使い方を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他の機種やバージョンでは、操作方法や動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
機種 | バージョン |
---|---|
Apple iPhone8 | iOS16.2 |
メモを保護する
メモに重要な情報を記録している場合は、メモをパスワードなどで保護して認証しないと内容を確認できないようにできます。
メモを保護する手順は、次のとおりです。
メモアプリを起動し、ロックしたいメモを開いて画面右上にある「…」アイコンをタップして、メニューから「ロック」をタップします。
メモのロックを解除するためのパスワードとして、iPhoneのパスコードを利用するか新たにパスワードを設定するかを選択できるので、どちらかを選択します。
ここでは「iPhoneのパスコード」を選択し、パスコードの入力画面が表示されたら、iPhoneのパスコードを入力します。
メモのロック解除に「Face ID」や「Touch ID」も使いたいときは「Face IDを有効にする」や「Touch IDを有効にする」をタップします。
ロックについてのメッセージが表示されるので「OK」をタップし、メモ画面に戻ったら画面右上にある錠アイコンをタップすると、メモにロックがかかります。
メモの一覧画面に戻ると、ロックされているメモには錠アイコンが付いています。なお、メモのタイトルは常に表示されるので、重要な情報はメモの2行目以降に記録しましょう。
メモのロックを解除するときは
メモのロックを解除するときは「メモを表示」をタップして、パスワードを入力するか、Face IDまたはTouch IDで認証します。
メモのパスワードを変更するには
メモのパスワードを変更したいときは、iPhoneの「設定」から「メモ」>「パスワード」を順に開いて変更できます。
ロック画面からメモを作成する
通常、メモを作成するときはメモアプリを起動して作成しますが、いちいちiPhoneのロックを解除してアプリを起動する必要があり、思いついた時にサッとメモを作成したいときには不便に感じることがあります。
そのようなときは、ロック画面からコントロールセンターを開いてメモを作成できるよう設定変更できます。
まず、iPhoneの「設定」から「コントロールセンター」を開き「コントロールを追加」から「メモ」の左側にある「+」アイコンをタップして、コントロールセンターからメモアプリを起動できるようにします。
次に、iPhoneの「設定」から「メモ」を選択して「ロック画面からメモにアクセス」をタップします。
「ロック画面からメモにアクセス」の設定画面が表示されるので「最後のメモを再開」と「ロック画面で作成」を選択します。
なお「新規メモを作成」で設定する時間は、ロック画面からメモにアクセスしたときに作成中のメモを第三者に見られる危険を減らすため、デフォルトの5分後に設定しておくのが良いでしょう。
以上で、画面の右上から下方向へスワイプするか、画面下から上方向へスワイプして、コントロールセンター開き「メモ」アイコンをタップすることで、iPhoneのロックを解除することなくメモを作成できます。
Windowsパソコンとメモを共有する
iPhoneのメモアプリで作成したメモをWindowsパソコンから確認したり、Windowsパソコンからメモを作成して、iPhoneと共有したいといった場合は、WindowsパソコンからWebブラウザでiCloud.comにアクセスして、iPhoneと同じApple IDでサインインします。
iCloudにサインインすると、以下のようなページが表示されるのでアプリの一覧から「メモ」をクリックします。
「iCloudメモ」ページが開き、iPhoneのメモアプリでiCloudに保存したメモを表示/編集したり、新規メモを作成することができます。
なお、iPhone上に保存しているメモは表示できません。
もちろん、Windowsパソコンで編集した内容はiPhoneのメモアプリと同期されます。
あとがき
上の3つの機能を使いこなせば、メモアプリをより便利に効率的に利用できるのではないでしょうか。
ご活用あれ。