Linuxのネットワーク設定で「不明な接続」エラーが出るときの対処方法

Linuxのネットワーク設定で「不明な接続」エラーが出るときの対処方法

Redhat互換のLinuxでネットワークインターフェースカード(NIC)を追加して、IPアドレスなどを設定しようとしたときに、次のようなエラーが発生して、正常にのネットワーク設定ができないときがあります。

エラー: 不明な接続 '[接続名]' です。

これは、追加したNICのデバイス名と接続名が異なっているために起こる場合が多く、接続名を適切な名前に修正することで、ネットワーク設定ができるようになります。

そこでここでは、Redhat互換のLinuxでNICを追加したときに接続名を確認/修正する方法を紹介します。

NICの接続名を修正する

NICの接続名を修正するには、まず「nmcli device」コマンドを実行し、接続名を確認します。

# nmcli device

DEVICE TYPE      STATE     CONNECTION
eth0   ethernet  接続済み  eth0
eth1   ethernet  接続済み 有線接続 1
tun0   tun       接続済み  tun0
lo     loopback  管理無し  --

一番右の列「CONNECTION」が接続名で、上のように追加したNIC「eth1」の接続名が「有線接続 1」や「Wired connection 1 」といった名前になっていることがあります。

このような場合は、以下のコマンドで接続名をデバイス名と同じ名前に修正するとよいでしょう。

# nmcli connection modify "有線接続 1" connection.id eth1

修正後、再度「nmcli device」コマンドを実行すれば、接続名が修正されていることを確認できます。

# nmcli device
DEVICE TYPE      STATE     CONNECTION
eth0   ethernet  接続済み  eth0
eth1   ethernet  接続済み  eth1
tun0   tun       接続済み  tun0
lo     loopback  管理無し  --

これで、ネットワーク設定も問題なく行えるようになるでしょう。