Windowsでドライブの空き容量を確認する場合、エクスプローラーなどのグラフィカルな画面から確認するのが一般的ですが、空き容量に応じて何らかの処理を行いたいときや、リモートマシンの空き容量を確認したいときなどは、コマンドで空き容量を確認する方法が便利です。
そこでここではWindows 10を例に、WindowsコマンドやPowerShellコマンドレットでドライブの空き容量を確認する方法を紹介します。
目次
Get-Volumeコマンドレット
PowerShellでドライブの空き容量を確認する場合は「Get-Volume」コマンドレットを利用します。
Get-Volumeコマンドレットを実行すると、ローカルマシン上のドライブ情報が表示されます。(ネットワークドライブは含まれません)
出力される情報を絞り込む場合は、SelectやFormat-Tableなどで必要な項目のみを出力させることもできます。
また、Get-Volumeコマンドレットでは、ローカルマシンだけでなくリモートマシンのディスク空き容量を確認することもできます。
リモートマシンに対してGet-Volumeを実行するには、「-CimSession」オプションでリモートマシン名を指定して実行します。(複数のリモートマシンを指定することもできます。)
wmicコマンド
Windowsコマンドでディスク空き容量を確認する場合は「wmic」コマンドを利用します。
「wmic volume」と実行すると、ローカルマシン上のドライブ情報が表示され、「wmic logicaldisk」と実行すると、ユーザーから見えるドライブ情報のみを確認できます。(ネットワークドライブは含まれません)
なお、上の画面をご覧いただくと分かりますが、そのまま実行すると多くの情報が表示されて分かりづらいので、「list brief」や「get」などのオプションを付けて表示する項目を絞ると見やすくなります。
あとがき
空き容量に応じて何らかの処理を行いたいときや、リモートマシンの空き容量を確認したいときなどは、コマンドで空き容量を確認する方法が便利です。ご活用あれ。