Android端末を利用していて、朝バッテリーが満タンだったのに、夕方にはもうバッテリーが切れそうということはないですか?
そのような場合、端末が古くてバッテリー自体が劣化している場合を除けば、Android端末の設定を調整することで、バッテリーの消費を抑えてバッテリーの持ちを良くすることができます。
そこでここでは、Android端末でバッテリー消費を抑えるのに効果のある設定を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他の機種やバージョンでは、操作方法や動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Google Nexus 5X(Android) | 8.1.0 |
アプリの通知をオフにする
インストールしているアプリからの通知は役立つ反面、たくさんのアプリからひっきりなしに通知されるとをバッテリー消費も大きくなります。
そこで、通知をそれほど必要としないアプリは通知をオフにすることで、バッテリーの消費を抑えることができます。
アプリからの通知をオフにするには、それぞれのアプリの設定画面で設定できる場合もありますが、ここではAndroidの設定から行う方法を紹介します。
まず、Androidの設定から「アプリと通知」>「通知」>「アプリの通知」を順にタップして、アプリの一覧から通知をオフにしたいアプリをタップします。
ここでは、例としてフリマアプリとして有名な「メルカリ」の通知をオフに設定してみます。
通知をオフにしたいアプリをタップすると、対象アプリの通知設定画面が表示されるので、上部の「ON」の右に表示されているスライダーをタップして「OFF」に設定します。


以上で、対象アプリの通知をオフにできます。
通知と通話のバイブレーションをオフにする
マナーモード時などに、通知と通話を受信したときにバイブレーションさせるのは便利な機能ですが、バイブレーションの振動はバッテリーをかなり消費します。
バッテリーの消費を抑えたいなら、通知と通話の着信は音で知らせるように設定して、バイブレーションをオフにしましょう。
通知や通話の着信時のバーブレーションをオフにする方法は、機種やAndroidのバージョンによりさまざまですが、Android8のNexs5Xの場合は、ホーム画面を表示させている状態で端末のサイドにある音量上ボタンを押して着信時の音量を上げることで、通知や通話の着信時のバーブレーションをオフにして、音で知らせるよう設定できます。


明るさの自動調整をオンにする
画面の明るさは、思いのほかバッテリーを消費しているので、周囲の明るさに応じて画面の明るさを調節することで、バッテリーの消費を抑えることができます。
おススメの設定は、Androidの設定から「画面」を開いて「明るさの自動調整」をオンにして、周囲の明るさに応じて画面の明るさを自動調整する方法です。
バックグラウンドでのデータ通信をオフにする
スマホにインストールしているアプリの中には、アプリ画面を開いていなくても、通知などのためにバックグラウンドでデータ通信を行っている場合があります。
そのようなアプリは少なからずバッテリーを消費しているので、バックグラウンドでデータ通信させなくても良いアプリは、バックグラウンドでのデータ通信をオフに設定することで、バッテリーの消費を抑えることができます。
バックグラウンドでのデータ通信をオフにするには、Androidの設定から「アプリと通知」を開いて、バックグラウンドでのデータ通信をオフにしたいアプリをタップします。
ここでは、例としてフリマアプリとして有名な「メルカリ」のバックグラウンドでのデータ通信をオフに設定してみます。
アプリ画面が開いたら「データ使用量」をタップし、次画面で「バックグラウンドデータ」のスライダーをタップしてオフに設定します。


なお、アプリによっては、バックグラウンドでデータ通信できないと正常に動作しなくなるアプリもあるので、オフに設定したら、アプリの動作に問題がないか様子を見ましょう。
バッテリセーバーをオンにする
ここまでに挙げた個別の節約設定が面倒なら「バッテリーセーバー」をオンにするのがカンタンです。
バッテリーセーバーをオンに設定すると、端末のパフォーマンスを抑えて、バイブレーション、位置情報サービス、バックグラウンドでのデータ通信を制限して、バッテリーの消費を抑えてくれます。
バッテリーセーバーをオンにするには、Androidの設定から「電池」をタップします。
「電池」画面が開いたら「バッテリーセーバー」をタップし、次画面で上部のスライダーをタップしてオンに設定します。


バッテリーセーバーの設定画面にある「自動的にON」をタップすると、電池残量に応じて自動的にバッテリーセーバーをオンに設定することもできます。


なお、バッテリーセーバーがオンになると、端末画面の上部と下部が赤くなります。
あとがき
最近のスマートフォンの多くは大容量のバッテリーを搭載しており、バッテリーの消費を気にすることは少なくなりましたが、バッテリーの消費が気になると感じているならお試しください。
きっと効果があると思いますよ。