Googleカレンダーの通知をWindows 10のアクションセンターに表示させる方法

Googleカレンダーの通知をWindows 10のアクションセンターに表示させる方法

Googleカレンダーを利用して、日々の予定などを管理されている方も多いと思います。

スマートフォンだと、特別な設定をしなくてもGoogleカレンダーの予定が通知されるので、予定をついうっかり忘れてしまっていたなんてことはあまりありませんが、Windows 10 PCの場合では、あらかじめ設定をしておかないとGoogleカレンダーの通知は表示されないため、予定を忘れていたなんてことが起こりえます。

そこでここでは、Windows 10のアクションセンターに、Googleカレンダーの通知を表示させる3通りの方法を紹介します。

Googleカレンダーの予定をメールで通知させる方法
ここでは、Web版Googleカレンダーとスマートフォン向けGoogleカレンダーアプリそれぞれで、Googleカレンダーの予定をメールで通知するよう設定する方法を紹介します。

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェアバージョン
Windows 10 Pro 64bit1909

事前確認

事前確認として、Googleカレンダーで通知がオンになっているかを確認します。

WebブラウザでGoogleカレンダーの設定ページを開いて「全般」>「予定の設定」で、通知設定として「デスクトップ通知」が選択されていることを確認します。

Googleカレンダーの通知をWindows 10のアクションセンターに表示させる方法

ブラウザを利用する方法

WebブラウザとしてGoogle Chrome(以下、Chromeブラウザ)を利用している場合は、次の手順で通知させることができます。

ChromeブラウザでGoogleカレンダーのページにアクセスすると、以下の画面のように通知を許可するかどうかのポップアップが表示されるので「許可」をクリックします。

Googleカレンダーの通知をWindows 10のアクションセンターに表示させる方法

ポップアップが表示されない場合は、Chromeブラウザの設定画面を開いて「プライバシーとセキュリティ」>「サイトの設定」>「通知」を開き、許可セクションにある「追加」をクリックして、GoogleカレンダーのURL「https://calendar.google.com」を入力して追加します。

Googleカレンダーの通知をWindows 10のアクションセンターに表示させる方法

以上で、設定完了です。

通知の確認

上記の設定で、ChromeブラウザからWindows 10のアクションセンターに通知が表示されるようになります。

なお、Chromeブラウザからの通知を表示するには、Googleカレンダーのページを開いている必要があります。

Googleカレンダーの通知をWindows 10のアクションセンターに表示させる方法

Googleカレンダーを使いやすくするChrome向け拡張機能「Checker Plus for Google Calendar」
ここでは、Googleカレンダーをより便利に利用できるようにしてくれるChromeブラウザ向け拡張機能「Checker Plus for Google Calendar」の使い方を紹介します。

カレンダーアプリを利用する方法

Windows 10には「カレンダー」というアプリが標準搭載されており、このカレンダーアプリに、通知を表示させたいGoogleカレンダーを追加することで、カレンダーアプリからGoogleカレンダーの予定を通知させることができます。

手順は、次のとおりです。

まず、Windows 10のカレンダーアプリを起動して、カレンダーアプリの設定メニューにある「アカウントの管理」からGoogleアカウントを追加します。

Googleカレンダーの通知をWindows 10のアクションセンターに表示させる方法

Googleアカウントを追加したら「アカウントの管理」から、追加したGoogleアカウントを選択して同期オプションや同期間隔を調整します。

同期オプションでは「メールボックスの同期の設定を変更」をクリックして「予定表」のみをオンに設定します。

Googleカレンダーの通知をWindows 10のアクションセンターに表示させる方法

同期間隔も「メールボックスの同期の設定を変更」をクリックして「新しいコンテンツのダウンロード」で調整します。

デフォルトでは「アイテム受信時」が選択されており、カレンダーアプリ起動時や、アプリ画面を最小化から戻したときなどに同期してくれます。

一定間隔で同期させたいときは「15分」「30分」「1時間」から選択できます。

Googleカレンダーの通知をWindows 10のアクションセンターに表示させる方法

手動で同期するときは、カレンダーアプリ右上のメニューから「同期」をクリックします。

Googleカレンダーの通知をWindows 10のアクションセンターに表示させる方法

以上で、設定完了です。

通知の確認

上記の設定で、カレンダーアプリからWindows 10のアクションセンターに通知が表示されるようになります。

なお、同期処理はカレンダーアプリを起動しないと行われませんが、同期済みの予定は、カレンダーアプリを開いていなくても通知してくれます。

Googleカレンダーの通知をWindows 10のアクションセンターに表示させる方法

Windows 10に標準搭載されているカレンダーアプリの使い方
ここでは、Windows 10に標準搭載されているカレンダーアプリの基本的な使い方や、Googleカレンダーなどの他のカレンダーサービスと連携させる方法を紹介します。

スマホ同期アプリを利用する方法

Windows 10には、Androidスマホの通知などを確認できる「スマホ同期」アプリが標準搭載されており、このアプリを利用してAndroidスマホに表示されたGoogleカレンダーの通知をWindows 10で確認することができます。

なお、スマホ同期アプリを利用するには、Windows 10PCとAndroidスマホを同一のネットワークに接続する必要があります。

詳しい設定方法は、以下の記事を参照ください。

Windows 10とAndroidスマホを連携するなら「スマートフォン連携」アプリ
ここでは、Windows 10とAndroidスマホを「スマートフォン連携(スマホ同期)」アプリで連携して、パソコンからスマホを操作する方法を紹介します。

通知の確認

スマホ同期アプリでWindows 10PCとAndroidスマホを連携させておくと、Androidスマホの通知がWindows 10のアクションセンターにも表示されるようになります。

Googleカレンダーの通知をWindows 10のアクションセンターに表示させる方法

AndroidスマホでGoogleカレンダーを利用しているなら、スマホ同期アプリを利用した方法がおススメです。

トラブルシューティング

上のいずれかの方法を正しく設定しているのに、Windows 10のアクションセンターに通知が表示されないときは、Windows 10の設定でアプリからの通知がブロックされている可能性があります。

その場合は、Windows 10の設定アプリで、「システム」>「通知とアクション」や、「プライバシー」>「通知」の設定を見直してみましょう。

あとがき

ここで紹介したいずれの方法も、まれに通知されないことがあるため、万が一にも予定を忘れていたなんてことがないようしたいときは、Googleカレンダーで予定を追加するときに、メールでも通知もするよう設定しておけば安心でしょう。