スマートフォンで、QRコードを読み取ってWebページなどを開く場合、かつては別途QRコードリーダーアプリをインストールするのが一般的でしたが、現在では、QRコードリーダーアプリをインストールする以外に、端末の標準搭載機能で対応できる機種など、読み取り方法の選択肢は増えています。
そこでここでは、AndroidスマホとiPhoneのそれぞれで、QRコードを読み取るおすすめの方法を紹介します。
目次
Androidスマホの場合
標準のカメラアプリで読み取る
2019年以降に発売されたAndroid端末の多くでは、標準搭載のカメラアプリにQRコードの読み取り機能が搭載されています。


また、カメラアプリに搭載されていなくても、標準搭載アプリとしてQRコードリーダーが搭載されている場合もあります。
Googleレンズで読み取る
意外と知られていない方法としては、Googleアシスタントなどから起動できるGoogleレンズを利用する方法です。
Googleレンズでは、以下のようにQRコードを読み取ることができ、QRコードの上に表示されたURLをタップすれば、Webブラウザで該当のページを開くこともできます。


ちなみに、GoogleレンズではJANコード(バーコード)も読み取れます。

QRコードリーダーアプリで読み取る
標準搭載アプリでQRコードを読み取れないときは、サードパーティーのQRコードリーダーアプリを利用することになります。
おすすめのQRコードリーダーアプリは「クルクル - QRコードリーダー」です。
「クルクル - QRコードリーダー」は、QRコードを発明したデンソーが提供するQRコードの読み取り・生成アプリで、高速にQRコードを読み取れます。
その他の特長は、次のとおりです。
- QRコードの読み取りが、他のアプリと比較して高速
- 小さいQRコードや細かいQRコードも高速に読み取り可能
- JANコード(バーコード)やフレームQRも読み取り可能
- 画像ファイル内のQRコードの読み取りも可能
- URLなどからQRコードを作成可能

iPhoneの場合
iPhoneでは、サードパーティーのアプリを利用しなくても標準搭載機能でQRコードを読み取ることができます。
カメラアプリで読み取る
一つ目の方法は、標準搭載の「カメラ」アプリでQRコードを読み取る方法です。
まず、ホーム画面やAppライブラリから標準搭載の「カメラ」アプリを起動します。
カメラアプリが起動したら、背面のカメラをQRコードに近づけます。
すると、画面上に四角のガイドが表示され、QRコードが読み取られると、画面上部に「"XXXX"をSafariで開く」というポップアップが表示されるので、ポップアップをタップすれば、QRコードで読み取ったWebページがSafariで表示されます。
QRコードを読み取れないときは
カメラアプリでQRコードが読み取れないときは、iPhoneの「設定」から「カメラ」を選択して「QRコードをスキャン」がオンに設定されているか確認して、オフになっているならタップしてオンに設定すれば読み取れるようになります。
コードスキャナーで読み取る
もう一つの方法は、標準搭載の「コードスキャナー」で読み取る方法です。
まず、画面右上から下にスワイプするか、画面下部から上にスワイプして「コントロールセンター」を表示して「コードスキャナー」アイコンをタップします。
QRコードの読み取り画面が表示されるので、四角いガイド内にQRコードが収まるよう背面のカメラを近づけます。(画面が暗いときはライトを点灯することもできます。)
QRコードの読み取りに成功すると、自動的にWebブラウザSafariが起動して読み取られたWebページが開きます。
コントロールセンターにコードスキャナーがないときは
コントロールセンターにコードスキャナーのアイコンがないときは、iPhoneの「設定」画面から「コントロールセンター」を選択し、「コントロールを追加」の中から「コードスキャナー」の横にある「+」ボタンをタップすることで追加できます。
あとがき
最近では、Webページを表示する用途以外にもQRコードを読み取る機会は増えてきているので、スマホでのQRコードの読み取り方法をチェックしておくと、いざ読み取りが必要になったときにスムーズに操作できるでしょう。