スマホからのインターネット接続を高速化+安全性アップ「1.1.1.1 with WARP」

米Cloudflareが提供している「1.1.1.1」は、高速性と安全性を兼ね備えたパブリックDNSサービスとして話題になりましたが、パソコンからだけでなく、モバイルでもモバイル用アプリをインストールして無料で利用できます。

Memo

Cloudflare社は、コンテンツデリバリーネットワークやインターネットセキュリティサービスを提供するアメリカの企業で、コンテンツデリバリーネットワークでは知らない人はいない有名な企業です。

「1.1.1.1」のモバイル用アプリでは、Wi-Fiとモバイルデータ通信の両方で、パブリックDNS「1.1.1.1」をスイッチ一つでカンタンに利用できます。

そこで、ここではAndroid向けアプリを実際に利用した使用感を紹介します。

「1.1.1.1」の特長については、以下の記事で紹介していますので合わせてご覧ください。

高速パブリックDNSサービス「1.1.1.1」でインターネット接続スピードを上げる
インターネット接続のスピードや信頼性を測るうえで、DNSサーバーも重要なポイントの一つです。応答性や信頼性の優れたDNSサーバーに変更す...

動作環境

この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他のバージョンや機種などでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェア バージョン
Google Nexus 5X(Android) 8.1.0
1.1.1.1 3.3

なぜDNSサーバーを変えて高速になるのか?

インターネットに接続されているデバイスには、IPアドレス(123.456.789.012)と呼ばれる住所のような情報が割り当てられています。

ですが、IPアドレスは数字が羅列されているだけのため、人間が覚えやすい情報とは言えません。そこで、人間が見て分かりやすいように「名前」で宛先を指定できるようにしたのがドメイン名(yahoo.co.jpなど)です。

このIPアドレスとドメイン名の紐づけを管理しているのがDNSと呼ばれるシステムです。

私達がドメイン名で宛先を指定すると、通信の内部ではドメイン名に対応するIPアドレスをDNSサーバーに問い合わせて、実際の宛先を特定し、通信がおこなわれています。

DNSサーバーへの問い合わせは、1つのWebページを表示するだけでも何回も行われているため、DNSサーバーのレスポンスが良くないとWebページの表示が遅いといったことが起こります。

通常、スマホでインターネットに接続する場合、モバイルデータ通信時なら通信会社が提供しているDNSサーバーを利用し、家庭などでWi-Fi接続しているときは契約しているインターネットサービスプロバイダーが提供しているDNSサーバーを利用することになります。

これを「1.1.1.1」のような高速なパブリックDNSサーバーに変更することで、DNSサーバーへの問い合わせを高速化して、結果としてインターネット接続を高速化できることがあります。

「1.1.1.1」アプリを使ってみた

ここでは、Android向けの「1.1.1.1」アプリを使ってみた使用感を紹介します。

まず、アプリのインストールは「Google Play」から、通常のアプリとしてカンタンにインストールできます。

アプリをインストールしたら、アプリを起動して真ん中に大きく表示されているスイッチをオンにするだけでパブリックDNSの利用を開始でき、カンタンです。

ちなみに、私の環境(docomo回線)では、オンにするとアプリにより動作が遅くなったり、正常に動作しなかったため、設定を変更してみたところ、問題なく利用できるようになりました。

設定変更箇所は、アプリ右上のボタンをタップして「More settings」>「Connection options」>「Protocol options」を順に開きます。

「Protocol options」画面で「Auto」から「DNS over TLS」に設定します。

上記の設定で、他のアプリでのインターネットアクセスがスムーズになりました。

利用した感じでは、速度低下をほとんど感じなかったので、現在の速度を維持しつつ安全性が今まで以上に高くなると思えば、利用する価値は大いにあると感じました。

「1.1.1.1 with WARP」でさらなる安全性アップ

「1.1.1.1」アプリには、2019年4月から「WARP」というVPNサービスが追加されており、アプリ右上のボタンをタップした設定画面で「1.1.1.1 with WARP」を選択することで利用できます。

「1.1.1.1 with WARP」を選択すると、パブリックDNSの利用だけでなくVPNも利用でき、インターネット通信を常に暗号化して、安全性をさらに高めることができます。

ちなみに、WARPではコンテンツをキャッシュ・圧縮することで、データの使用量を削減できる場合もあり、利用した感じでは、速度低下をほとんど感じることなく利用でき、私自身は現在「1.1.1.1 with WARP」を利用しています。

あとがき

パブリックDNSやVPNが何かを知らなくても、スイッチ一つでパブリックDNSやVPNを利用でき、インターネット接続スピードや、インターネット接続時の安全性を高めることができるアプリとしておススメです。

すべての環境で、問題なく利用できるとは限りませんが、試してみる価値は大いにあるでしょう。

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