USBメモリやSDカードから消去/上書きしたファイルを復元するなら「USBメモリ復旧」

USBメモリやSDカードから消去/上書きしたファイルを復元するなら「USBメモリ復旧」

SDカードやUSBメモリなどのリムーバブルメディアから誤ってファイルを削除してしまった場合、諦めるのはまだ早いです。

ここで紹介するフリーソフト「USBメモリ復旧」を使えば、リムーバブルメディアから削除したファイルを復元できる可能性があります。諦める前にまずは試してみて損はないと思います。

「Windows File Recovery」で消去/上書きしたファイルを復元する方法
ここでは、Microsoft製のWindows 10向けファイル復元ツール「Windows File Recovery」を使ってファイルを復元する方法を紹介します。

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェアバージョン
Windows 10 Pro 64bit1809
USBメモリ復旧6.18.4

USBメモリ復旧とは

USBメモリやSDカードから消去/上書きしたファイルを復元するなら「USBメモリ復旧」

無料のデータ復旧ソフト「USBメモリ復旧」

LIVEDATAが提供している「USBメモリ復旧」は、SDカードやUSBメモリなどのリムーバブルメディアからデータを復元するのに特化したフリーソフトで、法人、個人に限り無料で利用できます。

サポートするファイルシステムはFAT/FAT32/exFATで、誤って削除してしまったり、エラーで読み込めないなど、論理的な障害が発生しているリムーバブルメディアから、簡単な操作でデータを復元できるそうです。

なお、ハードウェア的に損傷してる場合など物理的な障害では、データの復元は難しそうです。

USBメモリ復旧の使い方

インストール

インストール方法は、一般的なソフトウェアと変わりないので「次へ」ボタンを押していけばインストールできます。

USBメモリやSDカードから消去/上書きしたファイルを復元するなら「USBメモリ復旧」

データの復元

ここでは例として、USBメモリから削除したファイルを復元してみます。

まず、USBメモリを接続した状態で「USBメモリ復旧」を起動し、接続されているリムーバブルメディアの一覧から、データを復元したいメディアを選択して「次へ」ボタンをクリックします。

USBメモリやSDカードから消去/上書きしたファイルを復元するなら「USBメモリ復旧」

すると、スキャンが開始され、完了すると結果がツリー形式で表示されます。

あとは、復元したいファイルにチェックを入れて「選択した項目を保存する」ボタンをクリックして、ファイルを任意の場所に保存すれば復元完了です。

USBメモリやSDカードから消去/上書きしたファイルを復元するなら「USBメモリ復旧」

以上のように、ウィザードに従うだけ簡単に復旧できます。

なお、私が試した限りでは、単純に削除したファイルは復旧できましたが、USBメモリをフォーマットしてしまった場合はファイルを復元することはできませんでした。

あとがき

なお、LIVEDATAからは「復旧天使(有料)」というソフトウェアが販売されており、より詳細にスキャンもできるようなので、「USBメモリ復旧」を試して復旧できない場合は、有料版を検討してみても良いかもしれません。