Windowsでは、デフォルトでは有効化されていないオプション機能があり、オプション機能を利用したい場合は、ユーザーが明示的に有効化する必要があります。
オプション機能の有効化は、以下のようなGUI画面から行うのが一般的ですが、多数のマシンで同じ機能を有効化するような場合は、1台ずつ操作するのは非効率です。
そのようなときは、コマンド操作でオプション機能を有効化することができます。
そこでここでは、Windows 10のオプション機能をPowerShellで有効化/無効化する方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 21H2 |
オプション機能の名前を確認する
PowerShellでオプション機能を有効化/無効化する場合は、まずオプション機能の一覧を出力し、対象のオプション機能の名前を確認します。
オプション機能の一覧を出力するには、管理者権限でPowerShellを起動して、以下のコマンドを実行します。
PS C:\> Get-WindowsOptionalFeature -Online
特定の名前を含む機能だけを表示したいときは、以下のようにコマンドを実行します。
たとえば「Hyper-V」という文字列を含む機能だけに絞り込みたいときは、以下のようにコマンドを実行します。
PS C:\> Get-WindowsOptionalFeature -Online | ? FeatureName -Match "Hyper-V"
オプション機能を有効化/無効化する
するオプション機能の名前を確認したら、以下のコマンドを実行して機能を有効化します。
PS C:\> Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName 機能の名称
たとえば「Telnetクライアント」機能を有効化するときは、次のようにコマンドを実行します。
PS C:\> Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName TelnetClient
機能を無効化したいときは、以下のコマンドを実行します。
PS C:\> Disable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName 機能の名称
なお、一部の機能は、有効化/無効化した際に以下のようなメッセージが表示され、再起動を手動で指示する必要があります。
[Y] Yes [N] No [?] ヘルプ (既定値は "Y"):
あとがき
複数のWindowsマシンでオプション機能を有効化/無効化したいときは、処理内容を記述したPowerShellスクリプトファイルを用意して、対象のマシン上で実行することで作業効率をアップできるでしょう。
ご活用あれ。