Windowsには、デフォルトでは有効化されていないオプション機能があり、オプション機能を利用したい場合は、ユーザーが明示的に有効化する必要があります。
そこでここでは、Windows 10を例にオプション機能を有効化/無効化する方法を紹介します。
目次
設定画面で有効化/無効化する
オプション機能を有効する方法としては、Windowsの設定画面から有効化するのが一般で、手順は次のとおりです。
まず、Windowsの設定画面を開いて、一覧から「アプリ」を選択します。
アプリの設定画面が表示されるので「関連設定」から「プログラムと機能」を選択します。
「プログラムと機能」画面が表示されるので、画面左側のメニューから「Windowsの機能の有効化または無効化」を選択します。
「Windowsの機能」画面が表示されるので、利用するオプション機能にチェックを入れて「OK」をクリックすれば、該当の機能が有効化され、チェックを外せば無効化できます。
なお、有効化/無効化する機能によっては、設定後にWindowsの再起動が必要になる場合があります。
PowerShellで有効化/無効化する
多数のマシンで同じオプション機能を有効化/無効化したい場合は、1台ずつ設定画面を開いて操作するのは非効率です。そのようなときは、PowerShellでオプション機能を有効化/無効化するのがおすすめです。
PowerShellでオプション機能を有効化/無効化する場合は、まずオプション機能の一覧を出力し、対象のオプション機能の名前を確認します。
オプション機能の一覧を出力するには、管理者権限でPowerShellを起動して、以下のコマンドを実行します。
PS C:\> Get-WindowsOptionalFeature -Online
特定の名前を含む機能だけを表示したいときは、以下のようにコマンドを実行します。
たとえば「Hyper-V」という文字列を含む機能だけに絞り込みたいときは、以下のようにコマンドを実行します。
PS C:\> Get-WindowsOptionalFeature -Online | ? FeatureName -Match "Hyper-V"
有効化したいオプション機能の名前を確認したら、以下のコマンドを実行して機能を有効化します。
PS C:\> Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName 機能の名称
たとえば「Telnetクライアント」機能を有効化するときは、次のようにコマンドを実行します。
PS C:\> Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName TelnetClient
機能を無効化したいときは、以下のコマンドを実行します。
PS C:\> Disable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName 機能の名称
なお、一部の機能は、有効化/無効化した際に以下のようなメッセージが表示され、再起動を手動で指示する必要があります。
この操作を完了するために、今すぐコンピューターを再起動しますか?
[Y] Yes [N] No [?] ヘルプ (既定値は "Y"):
あとがき
複数のWindowsマシンでオプション機能を有効化/無効化したいときは、処理内容を記述したPowerShellスクリプトファイルを用意して、対象のマシン上で実行することで作業効率をアップできるでしょう。
ご活用あれ。