Android端末を利用していると、アプリによっては「開発者向けオプション」を有効化しなければならない場合がありますが、「開発者向けオプション」は、デフォルトでは無効化されており非表示となっているため、利用するには明示的に有効化して表示させる必要があります。
そこでここでは、Android端末で「開発者向けオプション」を有効にする方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他の機種やバージョンでは、操作方法や動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Google Nexus 5X(Android) | 8.1.0 |
開発者向けオプションとは
「開発者向けオプション」はAndroidOSに搭載されている隠し機能で、有効化することで、アプリケーションのデバッグに役立つ設定など、Androidの詳細な設定を変更できるようになります。
なお「開発者向けオプション」で変更できる設定項目は、システムの動作に影響を与える項目も多く、設定変更によりシステムの動作がおかしくなることもあるので注意が必要です。
また「開発者向けオプション」は、通常は非表示となっており、表示させるには以下で紹介している方法で「開発者向けオプション」を有効化する必要があります。
開発者向けオプションを有効にする
開発者向けオプションを有効化する手順は、次のとおりです。
Androidの「設定」メニューから「システム」>「端末情報」を順にタップして、「端末情報」画面の下部にある「ビルド番号」を連続でタップします。
すると「デベロッパーになるまであとXステップです」と表示されるので、その回数タップすると「デベロッパーになりました」と表示され「開発者向けオプション」が有効化されます。
「開発者向けオプション」が有効化されると、Androidの「設定」メニューから「システム」を開くと、一覧に「開発者向けオプション」が表示されるようになります。
開発者向けオプションを無効にする
開発者向けオプションを無効化するときは、「開発者向けオプション」画面を表示して、上部に表示されているスライダーをタップして「OFF」に設定することで無効化できます。
あとがき
「開発者向けオプション」の設定項目には、USB接続時のモードを設定したり、アニメーション効果を調整したりする設定項目もあり、Android端末をより快適に利用する際にも役立ちます。

