Windows10のリソースを監視するときにチェックするべきパフォーマンスカウンター

Windows10のリソースを監視するときにチェックするべきパフォーマンスカウンター

WindowsマシンのCPU/メモリ/ディスク/ネットワークといったリソースを標準搭載の「パフォーマンスモニター」で監視(チェック)する場合、どの項目(どのパフォーマンスカウンター)をチェックするべきかお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこでここでは、Windows10を例に、リソース監視する際に最低限チェックすべきパフォーマンスカウンターを紹介します。

なお、Windows10でパフォーマンスログを収集する方法については、以下の記事をご覧ください。

Windows10のトラブルに備えるなら、日ごろからパフォーマンスログを収集しておこう。
ここでは、Windows10でパフォーマンスモニターの「データコレクターセット」機能を利用して、パフォーマンスログを継続的に収集する方法を紹介します。

動作環境

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェアバージョン
Windows10 Pro 64bit1909

CPU

Windows10のリソースを監視するときにチェックするべきパフォーマンスカウンター

「%Processor Time」カウンター

Processorオブジェクトの「%Processor Time」カウンターは、CPUの使用率を表しており、値が恒常的に85%を超える場合、CPUリソースが不足していることを示しています。

「Process Queue Length」カウンター

Systemオブジェクトの「Process Queue Length」カウンターは、CPUの待ち行列を表しており、値が恒常的に2を超える場合、CPUで処理待ちが発生していることを示しています。

メモリ

Windows10のリソースを監視するときにチェックするべきパフォーマンスカウンター

「%Committed Bytes In Use」カウンター

Memoryオブジェクトの「%Committed Bytes In Use」カウンターは、メモリの使用率を表しており、値が80%を超えている場合、搭載メモリが不足していることを示しています。

「Available Mbytes」カウンター

Memoryオブジェクトの「Available Mbytes」カウンターは、利用可能なメモリサイズを表しており、値が搭載メモリサイズの5%を下回っている場合、搭載メモリが不足していることを示しています。

また、値が徐々に減少している場合は、メモリリークの可能性があります。

ディスク

Windows10のリソースを監視するときにチェックするべきパフォーマンスカウンター

「%Free Space」カウンター

LogicalDiskオブジェクトの「%Free Space」カウンターは、ドライブの空き容量を表しており、値が15%を下回る場合、ドライブの空き容量が不足していることを示しています。

「Avg. Disk Queue Length」カウンター

PhysicalDiskオブジェクトの「Avg. Disk Queue Length」カウンターは、物理ディスクの待ち行列を表しており、物理ディスクを1本搭載しているマシンでは、値が恒常的に3(スピンドル+2)より大きい場合、ディスクで処理待ちが発生していることを示しています。

「%Idle Time」カウンター

PhysicalDiskオブジェクトの「%Idle Time」カウンターは、物理ディスクがアイドル状態の割合を表しており、値が恒常的に20%を下回る場合、ディスクの使用率が高いことを示しています。

ネットワーク

Windows10のリソースを監視するときにチェックするべきパフォーマンスカウンター

「Bytes Total/Sec」カウンター

Network Interfaceオブジェクトの「Bytes Total/Sec」カウンターは、ネットワークインターフェースの使用量を表しており、値が帯域の70%を超える場合、ネットワーク帯域が不足していることを示しています。

たとえば、1GbpsのNICを利用している場合、帯域の70%は、 87.5MB/sec(1,000Mbps x 70%)となります。

「Output Queue Length」カウンター

Network Interfaceオブジェクトの「Output Queue Length」カウンターは、ネットワークインターフェースの送信時の待ち行列を表しており、値が恒常的に2を超えている場合、ネットワークの使用率が高いことを示しています。

あとがき

ここで紹介したカウンターは、どのPCにおいてもチェックしておくべき基本的な項目となり、これらのパフォーマンスカウンターのログを日ごろから収集しておけば、トラブル発生時の原因調査や、トラブルの兆候をいち早く発見するのに役立つでしょう。

なお、本記事で紹介している各カウンターしきい値は、ごく一般的な値ですので、実際の環境でカウンターのしきい値を基に監視などを行う場合は、実環境に応じてしきい値は調整する必要があるでしょう。

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