ここでは、Linuxマシン(特にサーバー)を再起動するときなどに、自分以外に接続しているユーザーがいないかを確認する方法を紹介します。
目次
ログイン中のユーザー確認
Linuxで自分以外に接続しているユーザーがいるか確認したいときはwコマンドを利用します。
# w
01:04:18 up 3 days, 19:00, 3 users, load average: 0.44, 0.14, 0.08
USER TTY FROM LOGIN@ IDLE JCPU PCPU WHAT
root tty1 01:04 18.00s 0.05s 0.05s -bash
user1pts/0 192.168.10.101 15:23 2.00s 0.00s 0.00s w
user2 pts/1 192.168.10.102 00:55 8:43 0.00s 0.00s -bash
wコマンドの実行結果では、1行目にシステムステータが表示され、左から「現在の時刻」「システムの稼働時間」「現在のログイン中のユーザー数」「システム負荷」が表示されています。
2行目以降に表示されているのが、マシンにログインしているユーザーごとの情報です。左から以下の項目が表示されています。
項目名 | 説明 |
---|---|
USER | ログインユーザー名 |
TTY | 端末名 |
FROM | 接続元IPアドレス |
LOGIN@ | ログイン時刻 |
IDLE | ユーザーが操作を行っていないアイドル時間 |
JCPU | ユーザーが使用しているttyから実行されているプロセスが使用したCPU時間 |
PCPU | 下の「WHAT」項目に表示されているカレントプロセスが使用したCPU時間 |
WHAT | ユーザーが現在実行しているプロセス |
ユーザーを強制的にログアウトさせる
ログインしている特定のユーザーをログアウトさせたいときは、以下のコマンドを実行することで、指定したユーザーを強制的にログアウトさせることができます。
# pkill -KILL -u ユーザー名
なお、強制的にログアウトさせると、そのユーザーが編集中で未保存のデータがあった場合、そのデータは失われてしまうのでご注意ください。
あとがき
wコマンドを使えば、マシンにログインしているユーザーだけでなく、ユーザーが何か処理を行っているのかを確認でき、マシンメンテナンス時などの事前確認で役立つでしょう。