Windowsを利用していると、ときどきファイル名に拡張子がついていなくて、それがどのような種類のファイルか分からず、ファイルを開くことができないといったトラブルに見舞われることがあります。
拡張子が付いていないファイルを開くには、ファイルの種類を特定して、適切な拡張子を付けてあげる必要がありますが、自分でファイルの内容を解析してファイルの種類を特定するのは容易ではありません。
そこでここでは、ファイルの中身を解析してファイルの種類を判別してくれるツール「magicfile」を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 21H2 |
magicfile | 2.1.7 |
「magicfile」とは
Releases · ambiesoft/magicfile · GitHub
「magicfile」は、ファイルの種類を判別してくれる寄付歓迎の無料ツールで、Windows 7/8/8.1/10に対応しています。
「magicfile」は、インストール不要で利用でき、判別したいファイルをアプリ画面などにドラッグ&ドロップするだけで、ファイルの種類を判別してくれ、必要に応じて適切な拡張子にリネームすることもできます。
「magicfile」の使い方
「magicfile」は、上記に紹介しているGitHubのページからダウンロード(執筆時点の最新バージョンはv2.1.7です。)できます。
まずは、ダウンロードした自己解凍書庫ファイル(magicfile-2.1.7.exe)を実行し、任意のフォルダーに展開します。
ファイルの種類を判別するときは、展開したフォルダー内にある「magicfile.exe」アイコンに判別したいファイルをドラッグ&ドロップするか、「magicfile.exe」を実行して、アプリ画面上に判別したいファイルをドラッグ&ドロップします。
すると、ファイルの情報が表示されます。
拡張子を付けたいときときは
判別したファイルに拡張子を付けたいときは「拡張子リネーム」ボタンをクリックすることで、ファイルに拡張子を付けることができます。
あとがき
判別可能なファイルの種類の数が公開されていませんが、一般的なファイルであれば問題なく判別できるようでしょう。
また、本ツールでファイルの種類を判別できないときは、ファイルの種類を判別してくれるオンラインサービスを利用してみてもよいでしょう。
なお、オンラインサービスを利用する場合、判別のためにファイルをアップロードする必要があるので、個人情報などが含まれる可能性のあるファイルをアップロードするときは気を付けましょう。