Copilot in Windowsを非表示/無効にする方法

Copilot in Windowsを非表示/無効にする方法

現在のWindows 10や11では、一部のマシンでAI機能「Copilot in Windows(プレビュー版)」の提供が開始されており、上手に活用すれば、文章作成をはじめとするさまざまな作業を効率化できる機能として注目されています。

ですが、AI機能の利用は著作権侵害などのリスクがあることも指摘されていることから、業務用のパソコンなどでのCopilot in Windowsの利用は、今はまだ制限または禁止しておきたいというケースがあります。

そこでここではWindows 10を例に、Copilot in Windowsを非表示にしたり、機能自体を無効化する方法を紹介します。

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェアバージョン
Windows 10 Pro 64bit22H2

Copilot in Windowsを非表示にする

Copilot in Windowsの機能は有効化にしたまま、タスクバーのアイコンだけ非表示にしたいときの手順は、次のとおりです。

Windows 10の場合

Windows 10で、タスクバーのCopilot in Windowsアイコンを非表示にしたいときは、タスクバーのなにもないところを右クリックして、メニューの「Copilot(プレビュー)の表示ボタン」をクリックして、チェックをオフにします。

Copilot in Windowsを非表示/無効にする方法

以上で、タスクバーにあるCopilotのアイコンが非表示になります。

Windows 11の場合

Windows 11で、タスクバーのCopilot in Windowsアイコンを非表示にしたいときは、Windowsの「設定」から「個人用設定」>「タスクバー」画面を開き、「タスクバー項目」の「Copilot(プレビュー)」のスイッチを「オフ」にします。

Copilot in Windowsを非表示/無効にする方法

以上で、タスクバーにあるCopilotのアイコンが非表示になります。

なお、Copilot in Windowsのアイコンを非表示にした場合も、ショートカットキー「Windowsキー+Cキー」を押すことで、Copilot in Windowsのサイドパネルを表示して利用することができます。

Copilot in Windowsを無効化する

Copilot in Windowsは、レジストリ設定またはグループポリシー設定で無効化することができます。

レジストリで無効化する

レジストリ設定でCopilot in Windowsを無効化する手順は、次のとおりです。

Copilot in Windowsを無効化したいユーザーでWindowsにサインインしてから、管理者としてコマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。

> reg add "HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Windows\WindowsCopilot" /v TurnOffWindowsCopilot /t REG_DWORD /d 1 /f

コマンド実行後「この操作を正しく完了しました。」と表示されていることを確認して、Windowsを再起動すれば、Copilot in Windowsは無効化されます。

Copilot in Windowsを非表示/無効にする方法

設定を戻したいときは、コマンドプロンプトを起動して以下のコマンドを実行します。

> reg delete "HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Windows\WindowsCopilot" /v TurnOffWindowsCopilot /f

グループポリシーで無効化する

グループポリシー設定でCopilot in Windowsを無効化する手順は、次のとおりです。

グループポリシーエディターを起動して「ユーザーの構成」>「管理用テンプレート」>「Windowsコンポーネント」>「Windows Copilot」を順に開き「Windows Copilotをオフにする」をダブルクリックします。

Copilot in Windowsを非表示/無効にする方法

「Windows Copilotをオフにする」の設定画面で「有効」を選択し「OK」クリックすれば、即時でCopilot in Windowsが無効化されます。(なお、設定はコンピューター上のすべてユーザーに適用されます。)

Copilot in Windowsを非表示/無効にする方法

設定を戻したいときは「Windows Copilotをオフにする」の設定画面で「無効」または「未構成」を選択し「OK」をクリックします。

あとがき

Copilot in Windowsをはじめとする生成AIは、まだまだ発展途上の技術で著作権侵害などのリスクも指摘されていることから、企業や組織の中には今はまだ利用を制限または禁止しておきたいという場合もあるでしょう。そのようなときに上で紹介した方法が役立つでしょう。