iPhoneでWebページを閲覧する場合、標準搭載のWebブラウザアプリ「Safari」を利用することが多いですが、Safariには通常操作ではなかなか気づかないけど、実はとても便利な機能がいくつか搭載されています。
そこでここでは、iPhone版Safariをこれまでより便利に効率よく使いこなすために覚えておきたい機能や操作テクニックを3つ紹介します。

目次
動作環境
この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他の機種やバージョンでは、操作方法や動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
機種 | バージョン |
---|---|
Apple iPhone8 | iOS16.1.2 |
ページを一気に戻る
SafariでWebページを閲覧していて前のページに戻りたいとき、画面下のツールバーから「戻る」ボタンをタップするのが一般的な操作ですが、3、4ページ前に見ていたページに戻りたいときに何度も戻るボタンをタップするのは面倒ですよね。
そのようなときは「戻る」ボタンを長押しすれば、そのタブでの閲覧履歴が一覧で表示されて、目的のページをタップすれば、ページを一気に戻る(進む)ことができます。
リンクを新規タブで開く
閲覧しているWebページ上リンクを開く場合、現在閲覧しているページはそのままにして、リンク先のページを新しいタブで開きたいときがあります。
そのような場合、リンクを長押しして表示されるメニューから「新規タブで開く」を選択する方法がありますが、少々操作が面倒です。
そのようなときは、リンクを2本の指でタップすれば、わざわざメニューから操作することなく、リンク先のWebページを新規タブで開くことができます。
リンクを新規タブで開くことが多いなら、ぜひ覚えておきましょう。
Webページを保存する
閲覧しているWebページを保存しておき、あとからじっくり読みたいときなどは、WebページをPDFファイルやWebアーカイブとして保存できます。
PDFで保存する
保存したファイルを他のデバイスに送信するなら、汎用性の高いPDFファイルとして保存するのがおススメです。
WebページをPDFファイルとして保存するときは、対象のページを開いた状態で、画面下のツールバーから「共有」ボタンをタップします。
共有メニューが表示されたら、上部の「オプション」をタップし「送信フォーマット」から「PDF」を選択して「完了」をタップします。
共有メニューから「"ファイル"に保存」をタップして保存先を指定すれば、WebページをPDFファイルとしてファイルアプリに保存できます。
保存したPDFファイルは、ファイルアプリから開くことができます。
ちなみに、Safariの共有メニューで「マークアップ」を選択してWebページをPDFで保存することもできます。
なお、WebページをPDFとして保存した場合、レイアウトか崩れたり画像などが表示されないといったケースがあるため、できるだけ元のレイアウトを保ったままWebページを保存したい場合は、以下の「Webアーカイブ」で保存する方法をおすすめします。
Webアーカイブで保存する
Webページのレイアウトを崩さずに保存したい場合は、Webアーカイブとして保存するのがおススメです。
WebページをWebアーカイブとして保存するときは、対象のページを開いた状態で、画面下のツールバーから「共有」ボタンをタップします。
共有メニューが表示されたら、上部の「オプション」をタップし「送信フォーマット」から「Webアーカイブ」を選択して「完了」をタップします。
共有メニューから「"ファイル"に保存」をタップして保存先を指定すれば、WebページをWebアーカイブとしてファイルアプリに保存できます。
保存したWebアーカイブファイルは、ファイルアプリから開くことができます。
プライベートブラウズ
Safariでは、通常はWebページの閲覧履歴や検索履歴、文字の入力履歴が記録されており、次回以降の同様な操作をスムーズに行えるようになっていますが、他の人のiPhoneでWebページを閲覧するときなどでは、履歴を残さずに閲覧したいときがあります。
そのようなときは「プライベートブラウズモード」にすることで、Webページの閲覧履歴や検索履歴、文字入力の履歴がSafariに保存されなくなります。
プライベートブラウズモードを利用するときは、Safariを起動して画面下のツールバーで「タブ」アイコンを長押しして、表示されるメニューから「プライベート」をタップします。
以上で、Safariがプライベートブラウズモードに切り替わります。
なお、プライベートブラウズモード中は、画面の上下が黒くなるので通常モードと簡単に見分けられます。
あとがき
ここで紹介した機能は、いずれも覚えておくとSafariをより便利に効率よく操作できること間違いなしです。ご活用あれ。