仕事をしていて、メモなどを付箋に書いてディスプレイの周りにペタペタ貼り付けている方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、付箋をディスプレイ周りに貼ることは、付箋に書く内容によっては(お客様の電話番号など)セキュリティリスクにもなります。
そんな時は、Windows10に標準搭載されている「Sticky Notes」という付箋アプリを使ってみてはいかがでしょうか。これでディスプレイ周りがスッキリしますよ。
ここでは、「Sticky Notes」バージョン3.1の使い方を紹介します。
Windows10が登場した当初は「付箋」という名前の機能として搭載されていましたが、現在は「Sticky Notes」というアプリとして搭載されています。また、Windows10のアップデートとともに進化し、現在のバージョン3.1では、付箋アプリとしてかなり便利になってきています。
2019年1月25日時点で、Android向けアプリ「Microsoft OneNote」や「Microsoft Launcher」でも、付箋を同期できるようになり、ますます便利になりました。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows10 Pro 64bit | 1809 |
Sticky Notes | 3.1.46.0 |
「Sticky Notes」の使い方
起動
スタートメニューのアプリ一覧から起動できます。
よく使うならタスクバーにピン止めしておきましょう。
サインイン
Microsoftアカウントや、職場や学校のアカウントでサインインしておけば、付箋データはクラウドに保存されるので、他のマシンでも同じアカウントでサインインすれば同期できます。
付箋の追加
アプリ画面左上の「+」ボタンをクリックすると、新しい付箋が開くのでメモを入力します。入力した内容はリアルタイムで保存されています。
入力できるテキスト装飾は、太字、斜体、アンダーライン、取り消し線、リスト表示です。
付箋の色を変える
付箋の色は自動的に選択されますが、自分で指定することもできます。
色を変えるには、付箋の入力画面で右上の「…」をクリックし、上部のパレットから色を指定します。
指定できる色は7色で、各色を指定したときの付箋の様子は次のとおりです。
アプリの見た目を変える
付箋の色だけでなく、アプリ画面の色も変えることができます。
アプリ画面の色を変えるには、アプリ画面右上の設定ボタンをクリックして、設定画面の「色」で指定できます。
ちなみに「暗い」を選択した場合のアプリ画面や付箋の色は、次のようになります。
便利なショートカットキー
ショートカットキーを利用すれば、より操作しやすくなります。
操作 | ショートカットキー |
---|---|
太字 | Ctrl+B |
斜体 | Ctrl+I |
下線 | Ctrl+U |
取り消し線 | Ctrl+T |
元の戻す | Ctrl+Z |
やり直し | Ctrl+Y |
切り取り | Ctrl+X |
コピー | Ctrl+C |
貼り付け | Ctrl+V |
すべて選択 | Ctrl+A |
行頭文字の表示/非表示 | Ctrl+Shift+L |
ウィンドウを閉じる | Ctrl+W |
メモの削除 | Ctrl+D |
検索 | Ctrl+F |
次のウィンドウ | Ctrl+Tab |
新しいメモ | Ctrl+N |
前のウィンドウ | Ctrl+Shift+Tab |
インサイトとは
設定画面には「インサイトを有効にする」という項目があります。
この機能は「Sticky Notes」とWindows10のアシスタント機能「コルタナ」を連携させて、「Sticky Notes」にリマインダー機能を持たせたり、電話をかけたりできる機能のようですが、残念ながら日本語環境には対応していないため、オンに設定しても何も起こりません。
スマホアプリやWebサービスとの連携
付箋の内容はMicrosoftアカウントなどと同期しておけば、次のWebサービスやアプリでも付箋の閲覧や追加ができるので、パソコンとスマホで付箋をまとめて管理できて、とても便利ですよ。
- オンライン版の「OneNote」(www.onenote.com/stickynotes)
- Android向けアプリ「Microsoft OneNote」
- Android向けアプリ「Microsoft Launcher」
以下は、Android向けアプリ「Microsoft OneNote」で付箋を表示した画面です。
あとがき
スマホアプリとも連携ができるようになり、WindowsPCとAndroidスマホが普段使いのマシンの方には、メモアプリとして「Sticky Notes」も候補になるのではないでしょうか。