仕事をしていて、メモなどを付箋に書いてディスプレイの周りにペタペタ貼り付けている方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、付箋をディスプレイ周りに貼ることは、付箋に書く内容によっては(お客様の電話番号など)セキュリティリスクにもなります。
そんな時は、Windows 10や11に標準搭載されている「付箋(Microsoft Sticky Notes)」アプリを使ってみてはいかがでしょうか。これでディスプレイ周りがスッキリしますよ。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 22H2 |
Microsoft Sticky Notes(付箋) | 4.5.7.0 |
付箋アプリの使い方
付箋アプリの起動
付箋アプリは、スタートメニューのアプリ一覧から起動できます。
もし、付箋アプリが一覧にない(インストールされていない)場合は、Microsoft Storeから簡単にインストールできます。
付箋アプリを初めて起動したときは、以下のような画面が表示され、Microsoftアカウントや職場や学校のアカウントでサインインしておけば、クラウド上に付箋の内容を保存でき、他のマシンでも同じアカウントでサインインすれば、付箋に登録した内容を同期できます。
付箋を追加する
付箋を追加するときは、付箋アプリの画面または既存の付箋の左上に表示されている「+」ボタンをクリックすれば、新しい付箋が開き直接メモを入力することができます。
入力するテキストには、太字・斜体・アンダーライン・取り消し線・リスト表示といった装飾ができ、付箋に画像を挿入することもできます。
なお、付箋に入力した内容は自動的に保存されます。
追加した付箋は、付箋アプリ上で一覧表示できるのと同時に、デスクトップの任意の場所に貼り付けることができます。
付箋の色を変える
付箋の色は自分で指定することもできます。
色を指定するときは、付箋の入力画面で右上の「…」をクリックし、上部のパレットから色を指定します。
指定できる色は7色で、各色を指定したときの付箋の様子は次のとおりです。
ショートカットキー
付箋アプリでメモを入力するときは、以下のショートカットキーが利用できます。
操作 | ショートカットキー |
---|---|
太字 | Ctrl+B |
斜体 | Ctrl+I |
下線 | Ctrl+U |
取り消し線 | Ctrl+T |
元の戻す | Ctrl+Z |
やり直し | Ctrl+Y |
切り取り | Ctrl+X |
コピー | Ctrl+C |
貼り付け | Ctrl+V |
すべて選択 | Ctrl+A |
行頭文字の表示/非表示 | Ctrl+Shift+L |
ウィンドウを閉じる | Ctrl+W |
メモの削除 | Ctrl+D |
検索 | Ctrl+F |
次のウィンドウ | Ctrl+Tab |
新しいメモ | Ctrl+N |
前のウィンドウ | Ctrl+Shift+Tab |
付箋アプリの便利機能
ダークモード
付箋アプリはダークモードにも対応しており、設定画面の「色」で「暗い」を選択することで、以下のようにアプリ画面や付箋をダークモードで表示できます。
ダークモード時の付箋の色は、次のようになります。
インサイト
付箋アプリの設定画面には「インサイトを有効にする」という項目があります。
この機能は、付箋アプリとWindows 10のアシスタント機能「コルタナ」を連携させて、リマインダー機能や電話をかけたりできる機能らしいですが、残念ながら日本語環境には対応していないため、オンに設定しても何も起こりません。(利用できるのは米国のユーザーのみのようです)
スマホアプリやWebサービスとの連携
付箋アプリをMicrosoftアカウントなどと同期しておけば、以下に挙げるWebサービスやスマホアプリでも、同じアカウントでログインすることで付箋の内容を同期でき、パソコンで追加した付箋をスマホで確認するといったことができます。
- オンライン版の「OneNote」(www.onenote.com/stickynotes)
- Android向けアプリ「Microsoft OneNote」
- Android向けアプリ「Microsoft Launcher」
以下は、Android向けアプリ「Microsoft OneNote」で付箋を表示した画面です。
あとがき
高機能なメモアプリではありませんが、パソコンのデスクトップに本物の付箋のようにメモをぺたぺたと貼り付けたいという方にはおすすめです。