Windows 11では、Windows 10からスタートメニューのデザインが変更され、ライブタイルがなくなり「ピン留め済み」と「おすすめ」という2つのセクションがあるだけの、とてもシンプルな表示になっています。
このスタートメニューでは、ピン留めするアプリを変更するなど、いくつかカスタマイズできるところがあります。
そこでここでは、Windows 11のスタートメニューをカスタマイズして使いやすくする方法を紹介します。

目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 11 Pro | 21H2 |
「ピン留め済み」を使いやすくする
スタートメニューの「ピン留め済み」セクションには、デフォルトでMicrosoftのアプリなどがリスト表示されており、右上の「すべてのアプリ」をクリックすると、インストールされているすべてのアプリがリスト表示されます。
この「ピン留め済み」セクションには、アプリやフォルダー、Webページを追加することができます。
アプリを追加したいときは、「すべてのアプリ」からピン留めしたいアプリを右クリックして、メニューから「スタートにピン留めする」を選択します。
フォルダーをピン留めしたいときは、エクスプローラーでピン留めしたいフォルダーを右クリックして、メニューから「スタートメニューにピン留めする」を選択します。
Webページをピン留めしたいときは、Microsoft EdgeでWebページを表示させた状態で、右上の「…」をクリックして、メニューから「その他のツール」>「スタート画面にピン留めする」を選択します。
なお、ピン留めした項目は、ドラッグ&ドロップで自由に並べ替えられます。
ピン留めされている項目を削除したいときは、削除する項目を右クリックして、メニューから「スタートからピン留めを外す」を選択します。
「おすすめ」を使いやすくする
スタートメニューの「おすすめ」セクションには、最近の使用したファイルや、新しくインストールしたアプリなどが自動的に表示されます。
「おすすめ」セクションに表示されている項目を削除したいときは、削除したい項目を右クリックして、メニューから「リストから削除」を選択します。
なお、最近の使用したファイルや、新しくインストールしたアプリを「おすすめ」セクションに表示させたくないときは、Windowsの「設定」から「個人用設定」>「スタート」でオフにできます。
スタートメニュー右下を使いやすくする
スタートメニューの右下には、デフォルトで電源ボタンのみが表示されていますが、ここには次のアイコンを追加することができます。
- 設定
- エクスプローラー
- ドキュメント
- ダウンロード
- ミュージック
- ピクチャ
- ビデオ
- ネットワーク
アイコンを追加するときは、Windowsの「設定」から「個人用設定」>「スタート」>「フォルダー」で、表示させたい機能やフォルダーをオンに設定します。
以下の画像では、ダウンロードとネットワークを追加しています。
なお「ドキュメント」や「ダウンロード」といった個人用フォルダーは、「ピン留め済み」に追加することもできるので、どちらに表示するか統一しておくとよいでしょう。
スタートボタンを左に表示する
スタートメニューとは直接関係ありませんが、Windows 11のスタートボタンは、これまでのWindowsと異なり、タスクバーの中央に表示されるようになっていますが、従来と同じようにタスクバーの左側に表示させることもできます。
スタートボタンをタスクバーの左側に表示させたいときは、Windowsの「設定」から「個人用設定」>「タスクバー」>「タスクバーの動作」を開き「タスクバーの位置」から[左揃え」を選択します。
あとがき
Windows 11での操作をスタートボタンを起点として行っているなら、スタートメニューをカスタマイズすることで、操作効率を上げることができるでしょう。
ちなみに、今後のアップデートでは、ピン留め済みに表示されている項目をグループ分けできるようにもなるようです。