2つの異なるフォルダーやファイルを比較して違いを確認したい場合、目視・コマンドを駆使などやり方はさまざまありますが、そんなことをせずとも簡単に比較して違いを表示してくれるツールがあります。
ここでは、2つの異なるフォルダーやファイルの内容を比較して違いをわかりやすく表示してくれるフリーツール「WinMerge」を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
項目 | 値 |
---|---|
OS | Windows 10 Pro 64bit バージョン1803(April 2018 Update) |
ツール | WinMerge Version 2.14.0.152+jp-152 |
WinMergeとは
WinMerge - You will see the difference…
「WinMerge」は、フォルダーの内容やファイルの中身を比較して、違いを色分け表示してくれるオープンソースの便利ツールです。
元はプログラミング支援ツールだったようですが、バージョン違いのファイルの内容を比較したりなど、プログラミング以外でもとても便利に使えます。
WinMergeの使い方
インストール方法は、上のダウンロードページでも紹介されているので割愛させていただき、ここではWinMergeを使ってフォルダーやファイルの比較する方法や、どんな感じに表示されるのかについて紹介します。
フォルダー内容の比較
フォルダーの内容を比較するときは、ツールバーにある「開く」ボタンをクリックして、比較する2つのフォルダーのパスを指定すると、フォルダー内容の違いがハイライトされて表示されます。
手っ取り早く比較したい場合は、下の動画のように比較したいフォルダーをWinMergeのウィンドウにドラッグ&ドロップすればあっという間に比較できます。
ファイル内容の比較
ファイル内容の比較もフォルダーと同様の操作で比較することができます。
ウィンドウには2つのファイルの異なる部分が色分けして表示されます。(内容の異なる行と、異なる箇所がそれぞれ色分けされています)
また、ウィンドウ左側の「Location Pane」には、ファイル全体の中で異なる部分が色付けされて表示されているので、行数が多い場合でも簡単に異なる箇所を確認することができます。
あとがき
WinMergeでは、上に紹介したフォルダーやファイルの比較以外にも、画像の比較や、プラグインを利用することでMicrosoft Officeファイル(Word、Excel、PowerPoint)の比較も可能です。
私の場合、仕事でWord、Excelを使って設計書やマニュアルなどを作成していて、ファイルの内容を比較したい場面でとても重宝しています。