Windows10:ハードディスクの健康状態(故障の前兆)を確認する「CrystalDiskInfo」

パソコンに搭載されている各種ハードウェアの中で、一番故障の確率が高いのがハードディスク(HDDやSSD)です。HDDやSSDは消耗品のため、いつかは故障してしまうのは仕方ないですが、ある日突然故障されるのが一番困ります。

ですが、HDDやSSDは表面上では問題ないように見えても、内部的には故障の前兆が出ていることがあります。前兆を把握できれば故障前にデータをバックアップしたり、HDDやSSDを交換するなど慌てることなく対応が可能になります。

ここでは、HDDやSSDの健康状態(故障の前兆など)を確認できるフリーソフト「CrystalDiskInfo」を紹介します。

動作環境

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

項目
OS Windows10 Professional 64bit バージョン1803(April 2018 Update)
アプリ CrystalDiskInfo 7.6.1 

「CrystalDiskInfo」とは

CrystalDiskInfoは、フリーのディスクユーティリティソフトで、HDDやSSDの状態を把握できます。HDDやSSDの型番・容量などの基本的な情報のほか、電源投入回数や使用時間、温度などのS.M.A.R.T.情報を一覧で確認することができます。

公式HP:CrystalDiskInfo – Crystal Dew World

Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology (セルフモニタリング・アナリシス・アンド・リポーティング・テクノロジー、略称: S.M.A.R.T.; スマート) は、ハードディスクドライブと、ソリッドステートドライブの障害の早期発見・故障の予測を目的としてディスクドライブに搭載されている機能である。この機能は、各種の検査項目をリアルタイムに自己診断し、その状態を数値化する。ユーザーはその数値を各種のツール(後述)を用いることで知ることが出来る。全ての故障を予期することは出来ないが、安定した利用環境における経年劣化による故障を知るには非常に有効である。引用元:Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology - Wikipedia

「CrystalDiskInfo」の私的おすすめ機能

HDDやSDDの健康状態を確認

CrystalDiskInfoを起動すると、パソコンに搭載されているHDDやSDDのS.M.A.R.T.情報をもとに健康状態と温度が表示されます。健康状態は、S.M.A.R.T.情報の値から正常・注意・異常の3段階で評価されます。

また、メニューから「機能」>「グラフ」をクリックすることで、HDDやSDDの状態の推移を視覚的に確認することもできます。以下のグラフではSSDの温度の推移を表示させています。

通知機能

CrystalDiskInfoをタスクトレイに常駐させておけば、健康状態に異常があったり、温度が指定したしきい値を超えた場合に、メール・イベントログ・ポップアップ表示などで通知させることができます。

タスクトレイにCrystalDiskInfoを常駐させるには、メニューから「機能」>「常駐」をクリックします。

タスクトレイには、搭載されているHDDやSSDごとにアイコンが表示され、デフォルトでは以下のように温度が表示されています。

コマンド実行

個人的に便利に使わせてもらっているのが、コマンドラインオプションです。コマンドで実行するとCrystalDiskInfoに表示される情報がテキストデータで出力されます。

私は、定期的にコマンドで実行して、出力されるテキストデータを前回実行時のデータと比較して、状態に変化が無いか確認したりしています。

たとえば、次のようにコマンドを実行するとCrystalDiskInfoをインストールしたフォルダー(ここでは、e:\CrystalDiskInfo7_6_1\)に「diskinfo.txt」というファイルが出力されます。

e:\CrystalDiskInfo7_6_1\DiskInfo32.exe /CopyExit

出力されるテキストファイルには次のような情報が出力されています。

なお、指定できるコマンドラインオプションは次のとおりで、1つしか指定することができないようです。

  • /Exit : S.M.A.R.T. 情報の更新や AAM/APM 設定を適用した上で即座に終了します。
  • /Copy : 編集 > コピー の結果を DiskInfo.txt に出力します。
  • /CopyExit : 編集 > コピー の結果を DiskInfo.txt に出力してから終了します。

まとめ

HDDやSSDは、通常利用では気づかないけど、S.M.A.R.T.情報的には故障の前兆が出ている場合がります。すべての故障の前兆を把握できるわけではありませんが、CrystalDiskInfoで定期的に確認することで、故障によるデータ消失などを未然に防げる可能性が格段に高くなります。Windows10に導入しておきたいおすすめのフリーソフトです。

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