Windows 10には、セキュリティ対策機能の一つとして「Microsoft Defender ファイアウォール」が標準搭載されています。
Microsoft Defenderファイアウォールは、ネットワーク通信をルールに基づいて制御することで、悪意のあるソフトウェアなどが、ネットワークやインターネットを経由してパソコンにアクセスするのを防いでくれる機能で、通常は常時稼働しています。
ですが、トラブルシューティングなどで、ファイアウォールが原因かを判別するために、一時的にファイアウォールを無効化してすべての通信を許可したいときがあります。
そこでここでは、Windows 10でMicrosoft Defener ファイアウォールを一時的に無効化して、すべての通信を許可する方法を紹介します。
ファイアウォール機能を搭載したサードパーティーのセキュリティ対策ソフトをインストールしている環境では、セキュリティ対策ソフトの設定から無効化しなければならないケースがあるのでご注意ください。

目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 21H2 |
Microsoft Defenderファイアウォールを無効化する
Microsoft Defender ファイアウォール無効化する手順は、次のとおりです。
まず、タスクトレイにある「Windowsセキュリティ」のアイコンをクリックします。(Windowsの「設定」から「更新とセキュリティ」>「Windowsセキュリティ」をクリックしてもOKです。)
「Windowsセキュリティ」画面が表示されるので「ファイアウォールとネットワーク保護」をクリックします。
「ファイアウォールとネットワーク保護」画面が表示されるので、現在アクティブなネットワークプロファイル(以下の画像では「プライベートネットワーク」)をクリックします。
ネットワークプロファイルの画面が表示されるので「Microsoft Defender ファイアウォール」のスイッチをクリックしてオフに設定します。
以上で、Microsoft Defender ファイアウォールを無効化され、すべての通信が許可された状態となります。
なお、有効化に戻したいときは、上のネットワークプロファイルの画面で「Microsoft Defender ファイアウォール」のスイッチをクリックしてオンに設定します。
あとがき
Microsoft Defender ファイアウォールなどのセキュリティ対策機能を無効化すると、パソコンがぜい弱な状態になるので、無効化したまま放置することがないようご注意ください。