Windows 10で「Windows.old」フォルダーを手動で安全に削除する方法

Windows 10で「Windows.old」フォルダーを手動で安全に削除する方法

Windows 10では、機能更新プログラムをインストールしたときや、OSを初期化、OSを再インストールしたときに、以前のバージョンに戻せるように、システムドライブ(通常はCドライブ)直下の「Windows.old」フォルダーに以前のバージョンのシステムデータが保存されています。

このフォルダーは、通常は一定期間(デフォルトは10日)が経過すると自動的に削除されますが、手動で削除したいケースもあるでしょう。

ですが、このフォルダーは通常のフォルダーと同じ操作で削除することはできず「ディスククリーンアップ」や「ストレージセンサー」といったシステムデータを安全に削除できるツールを利用して削除する必要があります。

そこでここでは、Windows 10で「Windows.old」フォルダーを「ストレージセンサー」から削除する方法を紹介します。

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェア バージョン
Windows 10 Pro 64bit 21H1

ストレージセンサーで削除する

ストレージセンサーで「Windows.old」フォルダーを削除する場合は、Windowsの「設定」から「システム」>「記憶域」を開き「ストレージセンサーを構成するか、今すぐ実行する」をクリックします。

Windows 10で「Windows.old」フォルダーを手動で安全に削除する方法

「ストレージセンサーを構成するか、今すぐ実行する」画面で「以前のバージョンのWindowsを削除する」にチェック入れてから「今すぐクリーンアップ」をクリックします。

Windows 10で「Windows.old」フォルダーを手動で安全に削除する方法

以上で、「Windows.old」フォルダーを安全に削除できます。

なお、ストレージセンサーの基本的な使い方は、以下の記事をご覧ください。

Windows 10の標準機能で不要なシステムファイルを安全に削除する方法
ここでは、Windows 10で「ストレージセンサー」または「ディスククリーンアップ」を使って、不要なファイルを安全に削除する方法を紹介します。

あとがき

「windows.old」フォルダー自体は、システムの動作に影響を与えるものではないですが、容量が大きいため、システムドライブの空き容量が心配なら早めに削除しておくに越したことはないでしょう。