会社で利用するWindows 10などでは、管理目的や社内標準としてインストールされているアプリケーションがいくつかありますが、それらのアプリがユーザーによって勝手にアンインストールされることがないよう対策しておきたいとお考えの管理者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでここでは、Windows 10で特定のアプリを「アプリと機能」やコントロールパネルの「プログラムと機能」に表示させないようにする方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 21H1 |
特定のアプリを非表示にする
特定のアプリを、Windowsの設定の「アプリと機能」やコントロールパネルの「プログラムと機能」で非表示にするには、レジストリ設定で対応します。
手順は、次のとおりです。
まず、レジストリエディター(regedit)を起動して、以下の場所を開きます。
64ビット環境に32ビットアプリをインストールしている場合は、以下の場所も開きます。
それぞれの場所には、インストールしているアプリごとにフォルダーが生成されているので、非表示にしたいアプリのフォルダーを選択します。
ここでは例として「Google Chrome」を選択します。
アプリによってはフォルダー名がGUID({}で囲まれた32桁の文字列)で表示されていることがあり、その場合は、それぞれのフォルダーを選択して画面右側に表示されるキー「Display Name」のデータを参照して、アプリを特定します。
対象となるアプリのフォルダーを選択したら、画面右側の何もないところを右クリックして、メニューから「新規」>「DWORD(32ビット)値」 を選択します。
値の名前は「SystemComponent」に、データには「1」を設定します。
以上で、設定完了です。
設定は即時で反映され、指定したアプリは「アプリと機能」や、コントロールパネルの「プログラムと機能」に表示されなくなります。

レジストリ設定後の画面
あとがき
なお、非表示にしたいアプリがたくさんあるなら、レジストリ設定やグループポリシー設定で、コントロールパネルの「プログラムと機能」や、Windowsの設定の「アプリと機能」そのものを非表示にする方法もありでしょう。
