SuicaやPASMOといった交通系ICカードを利用していると、ICカードの残高や使用履歴を確認したいときがあります。
駅などにいるなら、駅の改札通過時に確認したり、駅の券売機で確認でき、コンビニにいるなら、交通系ICカードで決済してレシートで確認することもできますが、もっと簡単な方法があります。
それが、交通系ICカードの情報を読み取ることができるスマホアプリを利用する方法です。
そこでここでは、Android端末やiPhonetといったスマホで、手軽にPASMO、SuicaといったICカードの情報を確認できるアプリ「ICカードリーダー by マネーフォワード」を紹介します。
この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他の機種やバージョンでは、操作方法や動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Google Nexus 5X(Android) | 8.1.0 |
ICカードリーダー by マネーフォワード | 2.3.1 |
目次
「ICカードリーダー by マネーフォワード」とは
「ICカードリーダー by マネーフォワード」では、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードの残高を確認したり、乗車履歴、チャージ履歴、自販機やコンビニでの決済履歴を読み取ることができます。
現在のバージョンで対応しているICカードは次のとおりで、よほどニッチなICカードでない限り、問題なく読み取れるでしょう。(非接触決済機能付きクレジットカード一体型電子マネーの読み取りには対応していません)
Suica / りんかいSuica / モノレールSuica / PASMO / ICOCA / ICOCA(SHIKOKU) / ICOCA(KEIHAN) / TOICA / nimoca / でんでんnimoca / SUGOCA / mono SUGOCA / manaca / PiTaPa / Kitaca / はやかけん / SAPICA / icsca / PASPY / IruCa / NORUCA / CI-CA / NicoPa / 嵐電 / hanica / くまもんのICカード / ですか / ICい〜カード / ICa / passca / ecomyca / ナイスパス / nanaco / WAON / Edy / OKICA
また、マネーフォワードが提供する他のアプリやサービスへデータを送信する機能や、読み取ったデータをCSV形式ファイルで出力する機能を備えています。
「ICカードリーダー by マネーフォワード」の使い方
ここでは例として、Android端末での「ICカードリーダー by マネーフォワード」の基本的な使い方を紹介します。
まず、Android端末が備えているNFC機能を有効化します。
最近のAndroid端末であれば、Androidの「設定」>「接続済みの端末」>「NFC」で有効化できます。(機種により、設定箇所が異なる場合があります。)
NFCを有効化したら「ICカードリーダー by マネーフォワード」アプリを起動し、次のような画面が表示されたら、スマートフォンの裏にあるNFC部分にICカードをかざします。
1~2秒ほどかざすと、ICカードの残高と利用履歴が表示されます。
表示されている情報を出力したいときは、右中段上部にある飛行機のアイコンをタップすることで「マネーフォワードへ送信」もしくは「CSV出力」ができます。
なお、デフォルトでは、アプリを起動していなくてもNFC部分にICカードをかざすと自動的に読み取りが実行されるので、意図せずに読み取りが実行されないようにするには、アプリの設定画面で「ICカード自動読み取り」をオフにしておきましょう。
あとがき
会社で交通費精算などで乗車履歴を確認したいときや、ICカードの残高を確認したいときに便利に使わせてもらっています。
お試しあれ。