iPhoneの「Appを取り除く」と「Appを削除」の違いとは

iPhoneの「Appを取り除く」と「Appを削除」の違いとは

iPhoneにインストールされているアプリを削除(アンインストール)する場合「Appを削除」するのが一般的な操作ですが、Appを削除すると、アプリ内の保存されている関連データ(ログイン情報や設定など)もすべて削除されます。

通常はこれで問題ありませんが、同じアプリをいずれ再インストールして以前と同じ設定で利用する可能性があるなら「Appを取り除く」方法がおすすめです。

そこでここでは「Appを取り除く」は「Appを削除」と何が違うのかや、Appを取り除く方法を紹介します。

この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他の機種やバージョンでは、操作方法や動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェアバージョン
Apple iPhone8iOS16.7.4

Appを取り除くとは

iPhoneには、インストールしているアプリの削除方法として「Appを削除」と「Appを取り除く」が用意されています。

「Appを削除」では、アプリとアプリ関連のデータ(セーブデータ、キャッシュ、設定情報など)がすべて削除されますが、「Appを取り除く」では、セーブデータやキャッシュ、設定情報といったアプリ関連のデータを残したままアプリだけを削除でき、取り除いたアプリは再インストールすることで、以前のデータをそのまま引き継ぐことができます。

Appを取り除くには

アプリ関連のデータを残したままアプリだけを削除したいときは、iPhoneの「設定」から「一般」>「iPhoneストレージ」をタップします。

iPhoneの「Appを取り除く」と「Appを削除」の違いとは

アプリの一覧から取り除きたいアプリをタップして、アプリのストレージ使用量を確認できる画面で「Appを取り除く」をタップして、確認画面で再度「Appを取り除く」をタップします。

iPhoneの「Appを取り除く」と「Appを削除」の違いとは

以上で、アプリが取り除かれます。

なお、取り除いたアプリのアイコンは雲マークがついた状態でホーム画面に残り、アイコンをタップすれば、簡単にアプリを再インストールできます。

iPhoneの「Appを取り除く」と「Appを削除」の違いとは

なお、iPhoneの「設定」から「App Store」をタップして「非使用のAppを取り除く」をオンに設定すれば、iPhoneが使用されていないアプリを判別して自動で取り除いてくれます。

ストレージ容量に余裕がない場合は「非使用のAppを取り除く」をオンに設定しておけば、容量を効率よく使用できるでしょう。

iPhoneの「Appを取り除く」と「Appを削除」の違いとは

あとがき

SNS系アプリやゲームなど、また利用することがあるかもしれないアプリは「Appを取り除く」を利用して、セーブデータやキャッシュ、設定情報といったアプリ関連のデータを残しておくことで、アプリを再インストールしたときに以前のデータで利用を再開できて便利ですよ。