複数のオーディオ再生デバイスが接続されているWindows 10では、アプリごとで音量を調整したり再生デバイスを切り替えることができますが、Windowsの「設定」アプリから「システム」>「サウンド」を開き、「サウンドの詳細オプション」にある「アプリの音量とデバイスの設定」から行う必要があり、頻繁に調整することがあると、都度この設定画面を開くのが面倒です。
そこでここでは、アプリケーションごとの音量調整や再生デバイスの切り替えをタスクトレイから簡単に行えるアプリ「EarTrumpet」を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 22H2 |
EarTrumpet | 2.2.2.0 |
EarTrumpetのインストール
「EarTrumpet」はストアアプリとして提供されており、Microsoft Storeからインストールできます。
EarTrumpetの使い方
EarTrumpetを起動すると、標準の音量アイコンと同じデザインのアイコンがタスクトレイに現れますが、紛らわしいので、標準の音量アイコンの表示をオフにするか、EarTrumpetの設定でアイコンのデザインを変更しておきます。
ちなみに、はじめて起動したときは以下のように表示され、標準の音量アイコンと見分けがつきません。
以下のように、EarTrumpetの設定でアイコンのデザインを変更すれば、分かりやすいです。
タスクトレイにあるEarTrumpetのアイコンをクリックすると、再生デバイスごとにアプリケーションがグルーピングされて表示され、ボリュームスライダーでは音量調整が可能です。
また、ボリュームスライダーには、現在の音量がリアルタイムで表示されます。
再生デバイスを切り替えるときは、ボリュームスライダーが表示されている画面で、再生デバイスを切り替えたいアプリを右クリックして「スイッチ」ボタンをクリックすれば、プルダウンから再生デバイスをカンタンに切り替えることができます。
あとがき
標準機能に比べて格段に操作がカンタンで、定番アプリとしてWindows 10に導入しておきたいアプリの一つです。お試しあれ。