iPhoneには、一部の機能や動作を制限することでバッテリーの消費を抑える機能として「低電力モード」が搭載されていますが、どのような機能が制限されるかや低電力モードに切り替える方法がよく分からないという方もいらっしゃるでしょう。
そこでここでは、iPhoneを低電力モードとはどのような機能なのか、低電力モードにすることでどの機能が制限されるのか、低電力モードのオン/オフの切り替え方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他の機種やバージョンでは、操作方法や動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
機種 | バージョン |
---|---|
Apple iPhone8 | iOS16.2 |
低電力モードとは
iPhoneの「低電力モード」は、一部の機能や動作を制限することでバッテリーの消費を抑える機能で、iOS9以降に標準搭載されています。
低電力モードをオンにすると、以下の機能や動作が制限され、通常モードに比べて1時間程度バッテリーを長持ちさせることができます。
- CPU速度の低下
- Siri機能が停止
- iCloud写真が一時停止
- メールの自動取得回数の減少
- アプリの自動更新/ダウンロードが停止
- 画面の明るさが通常時より暗くなる
- 30秒で画面ロックされるようになる
- ビジュアルエフェクトが減る
低電力モードをオンにする
低電力モードをオンにする方法としては、バッテリー残量が少なくなってきたときに表示される通知からオンにしたり、iPhoneの設定からやコントロールセンターから手動でオンにする方法があります。
通知からオンにする
iPhoneのバッテリー残量が20%以下になると、低電力モードへの切り替えを促すメッセージが表示され、ここで「低電力モード」をタップすることで低電力モードに切り替えられます。
iPhoneの設定からオンにする
iPhoneの「設定」から「バッテリー」を選択して「低電力モード」をオンにすることで、バッテリー残量に関係なく手動で低電力モードをオンにすることができます。
外出などで長時間充電できないことが予想される場合は、あらかじめ低電力モードをオンにしておけば、バッテリーを長持ちさせることができます。
コントロールセンターからオンにする
画面右上から下にスワイプするか、画面下部から上にスワイプして「コントロールセンター」を表示して、低電力モードのアイコンをタップすることで、バッテリー残量に関係なく手動で低電力モードをオンにすることができます。
コントロールセンターに低電力モードのアイコンが表示されていない場合は、iPhoneの「設定」から「コントロールセンター」を選択して「コントロールの追加」から低電力モードのアイコンを追加できます。
なお、いずれの方法で低電力モードにした場合も、バッテリーが80%以上充電されると、低電力モードは自動的にオフになります。
低電力モード中か確認したいときは
iPhoneが低電力モード中かどうかを確認したいときは、バッテリーアイコンの色を確認し、アイコンが黄色く表示されているときが低電力モード中です。
あとがき
低電力モードは、バッテリーの残量が少なくなった時だけでなく、少しでもiPhoneをバッテリー消費を抑えて利用したいときに役立つ機能です。
ご活用あれ。