Windows 10には、デフォルトで「Microsoft XPS Document Writer」という仮想プリンターが搭載されています。
Microsoft XPS Document Writerは、印刷可能なファイルをXPS形式ファイルへ変換するための機能ですが、XPS形式ファイルを利用することなんてほとんどない、という方が多いのではないでしょうか。
そこでここでは、Windows 10で「Microsoft XPS Document Writer」を削除する方法を紹介します。
「XPS」は、使用する機種やOSに関わらず同じ見た目で文書を閲覧・印刷することができる文書ファイルの形式で、「PDF」への対抗としてマイクロソフト社が開発しましたが、現在では文書ファイルの電子化ではPDF形式が大半を占めており、XPS形式のファイルを利用する機会はほとんどないでしょう。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 20H2 |
Microsoft XPS Document Writerを削除する
「Microsoft XPS Document Writer」は「Windowsの機能」から削除することができます。
手順は、次のとおりです。
まず、スタートメニューなどから、Windowsの「設定」アプリを起動して、一覧から「アプリ」を選択します。
「アプリ」画面が開いたら「アプリと機能」にある「オプション機能」をクリックします。
「オプション機能」画面が開いたら、一番下までスクロールして「関連設定」にある「Windowsのその他の機能」をクリックします。
「Windowsの機能」画面が開くので、一覧から「Microsoft XPS ドキュメント ライター」のチェックをオフにして「OK」をクリックします。
すると、機能の削除が行われ「必要な変更が完了しました。」と表示されたら「閉じる」をクリックします。
以上で、作業完了です。
なお「Microsoft XPS Document Writer」が必要になったときは、先ほどの「Windowsの機能」からインストールすれば、再び利用できるようになります。
あとがき
ちなみに、XPS形式ファイルを閲覧するためのツール「XPSビューアー」も、Windows 10のバージョン1803以降では、デフォルトではインストールされなくなり、必要な場合は上の手順の「オプション機能」画面から追加する必要があります。