Linuxでダミーファイルをコマンドで作成する方法

Linuxでダミーファイルをコマンドで作成する方法

Linux環境でテストなどを実施するときに、ダミーファイルを作りたいときがあります。

そこでここでは、Linuxで指定した容量で指定した数のダミーファイルをコマンドでサクッと作成する方法を紹介します。

ファイルサイズを指定してダミーファイルを作成

たとえば、ファイルサイズが10MBのダミーファイルを作成するコマンドは以下となります。

# fallocate -l 10M dummy.dat

書式:fallocate -l <ファイルサイズ> <ファイル名>

ダミーファイルの作成にはddコマンドを使う方法もありますが、ddコマンドはファイル作成の際に実際にゼロを書き込んで作成するらしく、ファイル作成の完了までに時間がかかるのでfallocateコマンドの使用をおすすめします。

ファイル数を指定してダミーファイルを作成

上のコマンドをfor文で繰り返し実行すれば、指定サイズのダミーファイルを指定した数で作成できます。

たとえば、ファイルサイズが10MBのダミーファイルを50個作成したければ、以下のコマンドを実行すれば、あっという間に出来上がりです。

# for i in {1..50}; do fallocate -l 10M dummy_${i}.dat ; done

あとがき

すぐになにかしたいときに限って、コマンドが分からなかったり書式がわからなかったりしますが、fallocateコマンドは書式もシンプルなので良いですね。