Windows 10や11にでは、デスクトップ領域を拡張できる「仮想デスクトップ」機能が搭載されていますが、仮想デスクトップの切り替え時など操作しづらいと感じることもあります。
そのようなときにおすすめなのが、Windows 10や11で仮想デスクトップ機能を支援してくれるツール「Windows Virtual Desktop Helper」です。
そこでここでは「Windows Virtual Desktop Helper」の使い方を紹介します。

目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 22H2 |
Windows Virtual Desktop Helper | 1.8 |
Windows Virtual Desktop Helperとは
「Windows Virtual Desktop Helper」は、Windows 10/11向けの仮想デスクトップ支援ツールで、次のような機能を搭載しています。
- タスクトレイ上にアクティブな仮想デスクトップの番号を表示
- 仮想デスクトップ切り替え時に切り替え先のデスクトップ名をオーバーレイ表示
- マウスクリックでの仮想デスクトップの切り替え
Windows Virtual Desktop Helperの使い方
まずは、以下の公式ページからZIPファイルをダウンロードして、展開したフォルダーから「WindowsVirtualDesktopHelper.exe」を実行します。
Releases · dankrusi/WindowsVirtualDesktopHelper
Windows Virtual Desktop Helperを起動すると、タスクトレイに現在アクティブな仮想デスクトップの番号が表示されるようになります。
仮想デスクトップを切り替えたときは、アクティブになった仮想デスクトップの名前がデスクトップ中央にオーバーレイ表示され、現在使用している仮想デスクトップが何番かを一目で判別できます。
マウスクリックで仮想デスクトップを切り替えたいときは、タスクトレイアイコンを右クリックして「Settings」を選択し、設定画面で「Show Previous / Next Desktop in Icon Tray」にチェックを入れます。
これで、タスクトレイに矢印アイコンが表示されるようになり、矢印アイコンをクリックして仮想デスクトップを切り替えられるようになります。
設定画面では、そのほかにも仮想デスクトップ名のオーバーレイ表示の表示時間や表示場所を変更したり、Windows起動時に「Windows Virtual Desktop Helper」を起動するよう設定できます。
あとがき
普段から仮想デスクトップを使ってデスクトップを切り替えながら作業することが多いなら、Windows Virtual Desktop Helperを利用することで、より効率よく操作できるようになるでしょう。
ご活用あれ。