ビジネスで海外の取引先と英文でやり取りする場合、文法に誤りがないか、スペルミスはないかなど、英文作成に相当な労力を使っている方も多いのではないでしょうか。
そんな方におススメしたいのが、英文作成時のスペルミスや文法などを校正してくれるツール「Grammarly (グラマリー)」です。
ここでは「Grammarly」の概要と使い方を紹介します。
目次
Grammarlyとは
Grammarly: Free Writing Assistant
「Grammarly」は、英語が母国語の人たちも利用する英文校正ツールで、オンライン・デスクトップアプリ・ブラウザ拡張機能・スマホアプリ、とさまざまな環境で利用できます。
Grammarlyでは、英文作成時の次のようなことを修正してくれます。
- スペルミス
- 文法の誤り
- 単数形、複数形の誤り
- aやtheなどの冠詞の誤り
- 前置詞の抜けや誤用
- カンマやアポストロフィーなどのスタイル調整
さらに、Grammarlyでは、文書校正時になぜその修正が必要なのかも表示してくれ、英語学習時にも役立ちます。(ただし、すべて英語表示ですが・・)
なお、Grammarlyには、無料版と「プレミム」という有料版がありますが、まずは無料版で十分かと思います。
ちなみに、有料版では次のような機能が追加で利用できます。
- 高度な文法チェック
- 別の言い回しをサジェスト
- 単語の言い換え
- 盗用度のチェック
Grammarlyの使い方
導入方法
ここでは、例として「Google Chrome」の拡張機能「Grammarly for Chrome」をインストールします。
Chrome拡張機能のインストール方法は、chromeウェブストアから通常の拡張機能と同じようにインストールできます。
Grammarly for Chrome - Chrome ウェブストア
拡張機能をインストールすると、アカウントの登録画面が表示されるので、電子メールアドレスを入力して登録するか、Facebookアカウント、Googleアカウントを利用して登録します。
ここでは、Chromeに設定しているGoogleアカウントを利用するので「Continue with Google」をクリックします。
次の画面では、利用シーンと英文の作成レベルを選択して「Continue」をクリックします。
利用シーンは「Work」「School」「other projects」から選択でき、レベルは「beginner(初級)」「intermediate(中級)」「advenced(上級)」から選択できます。
最後に利用プランを選択します。ここでは「無料プラン」を利用するので「Continue to Grammarly It's Free」をクリックします。
以上で、導入は完了です。
ちなみに、ブラウザの拡張機能をインストールした場合は、ブラウザ上での英文入力も校正できます。
利用例
試しに、ChromeでGmailを開き、新規メールを作成してみると、以下のように英文を校正してくれます。
修正が必要と考えられる箇所には、赤いアンダーラインが表示され、マウスポインターを合わせると、修正候補が表示されます。また、右下には修正が必要と考えられる箇所の総数が表示されます。
あとがき
ビジネスや学習で英文を作成する機会が多いなら、Grammarlyを利用することで、英文作成やスペルチェックに費やす時間を節約できるのではないでしょうか。
お試しあれ。