メインの電子メールとしてGmailを利用している方も結構いらっしゃると思いますが、用途ごとに複数のGmailアドレスを利用している場合、Web版のGmailではアカウントの切り替えが面倒です。
かといって、一般的なメールクライアントアプリを利用すると、Gmail特有の機能が使えず不便だし。。。
そんな方に試してみてほしいアプリが、Windows 10のGmail専用メールアプリ「WunderMail for Gmail」です。
そこでここでは、WunderMail for Gmailの特徴や使い方を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 1809 |
WunderMail for Gmail | 1.4.3.0 |
WunderMail for Gmailとは
WunderMail for Gmail - Your native mail client for Windows 10
「WunderMail for Gmail」は、Windows 10向けのGmail専用メールクライアントアプリで「Microsoft Store」からダウンロードできます。
基本は無料で利用できますが、メール一覧画面に広告が表示されます。有料のPremiumライセンスを購入すると、広告を非表示にできたり、Windows Helloでパスワードロック機能を利用できるようになります。
アプリのユーザーインターフェイスは、左からフォルダーやラベルを表示するペイン、メール一覧のペイン、選択したメールの本文を表示するペインが横に並んだ3ペイン構成で、一番左側のフォルダーやラベルを表示するペインは、上部の3本線のアイコンをクリックすると、アイコンだけのコンパクトな表示にすることもできます。
WunderMail for Gmailの特徴
Windows 10の機能と連携
Windows 10向けのアプリということで、アプリの画面上だけでなく、タスクバーのアイコン、スタート画面のライブタイル、ロック画面上で未読メール数を確認したり、通知領域で新着メールの概要を確認することができます。

タスクバーのアイコン

ライブタイル

ロック画面

通知領域
Gmail特有の機能が利用可能
Gmail特有の機能である、ラベルを利用したーメールの整理、アーカイブ、迷惑メールの報告などの機能が利用できます。(すべての機能が利用できるわけではありません)
また、受信したーメールにはアバターアイコン(サイトアイコン)が表示され、5つまでのGoogleアカウントを切り替えて利用することも可能です。
オフラインでのメール操作が可能
「WunderMail for Gmail」では、過去30日分のメールがローカルディスクに保存されているので、インターネットに接続できないオフライン環境でも、メールを確認することができます。
また、オフライン環境でのメール送信やメールの削除も可能で、次にオンラインになったときに自動的にGmailと同期するようになっています。
ダークテーマに対応
最近はやりの「ダークテーマ」にも対応しています。
また、デフォルトのアクセントカラーは、赤系の色ですが、アカウント設定画面から以下の色へ変更することも可能です。
WunderMail for Gmailの使い方
ここでは、アカウントを追加して受信メールの操作、メールの作成方法について紹介します。
アカウントの追加
初めてアプリを起動すると、以下のような画面が開くので「Add Account」をクリックして、Googleアカウントを追加します。
受信メールの操作
受信メールの操作方法は、Web版のGmailと同じようなアイコンが並んでいるので、迷うことなく操作できます。
また、メール一覧ペインで、スマホのようにメールを横へスライド(マウスではドラッグ)することで、アーカイブや削除ができます。

右へスライドすると「アーカイブ」

左へスライドさせると「削除」
新規メールの作成
新規メールを作成するときは、受信トレイ(Inbox)の下にある「New Mail」アイコンをクリックします。
すると、メール作成画面が開くので、宛先や件名などを入力し本文を作成して、最後に右上の「Send」をクリックすれば送信です。
なお、宛先などのメールアドレスは、受信メールなどから自動補完してくれ、添付ファイルはメール作成画面にドラッグ&ドロップで登録できます。
ちなみに、新規メールの作成は、タスクバーのアイコンを右クリックして、メニューの「New Mail」から開くこともできます。
あとがき
パソコンでGmailを利用することが多く、複数のGoogleアカウントでGmailを使い分けている方なら、「WunderMail for Gmail」で一元管理でき、Gmail特有の機能も利用できるので、便利ではないでしょうか。
また、単体アプリなので、WebブラウザからGmailを利用するのに比べて、動作が軽快で、メモリ消費量も少ない(約130MB)という点も、良い感じです。
インターフェースが英語という点が気にならなければ、試してみる価値はあるアプリですよ。