最近は、会社ではMicrosoft Officeを利用して、自宅ではLibreOfficeを利用することが多くなっています。
LibreOfficeも基本的な使い方は、Microsoft Officeと結構似ているので、便利に利用しているのですが、ちょくちょくおかしな現象に見舞われます。
今回も、Writerで子供の漢字練習プリントを作成しようと思い立ち、縦書き&ルビ付きで作成したところ、以下の画像のように2つの問題が起こりました。
- ルビを振っている箇所が左にずれている
- ルビを振っている行と振っていない行の行間が異なる


ここでは、これらの現象を回避する設定方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 1809 |
LibreOffice | 6.1.4.2 |
ルビを振ったときに文字がずれる
この現象を回避するには、次のように設定を変更します。
まず、ずれている文書を選択した状態で「書式メニュー」から「段落」を選択します。
「段落」の設定画面で「配置」タブにある「行の配置」を「英字下揃え」に変更して「OK」をクリックします。
これで、ルビを振っている行のズレは解消されるでしょう。
ルビを振っている行と振っていない行の行間が異なる
ルビを振っている行と振っていない行は、行間設定は同じでも、表示上はルビを振っている行が広くなっていしまいます。そこで、次のように設定を変更します。
まずは、上と同じように文書を選択した状態で、「書式メニュー」から「段落」を選択します。
「段落」の設定画面で「インデントと行間隔」タブにある「行間」設定を、デフォルトでは倍率で指定されているところを、固定の数値で設定し「OK」をクリックします。
これで、ルビを振っている行と振っていない行の間隔が一定になります。
なお、行間の数値は、作成する文書の文字サイズに応じて適宜調整します。
調整後の見た目
上の2つの設定変更を実施することで、以下の画像のように、文字のズレがなく、行間も一定でとても見やすくなりました。
あとがき
LibreOfficeも、設定周りをある程度分かるようなってくれば、いろいろと便利に使えます。