最近では、電子メールのやり取りをWebサービスで利用している方も多いと思いますが、それらのサービスの多くは、インターネットにつながっていることを前提としており、インターネット接続できない環境では利用することができません。
ですが、GmailとChromeブラウザの組み合わせなら「オフラインメール機能」を使って、インターネットにつながらない環境でも、ChromeブラウザでGmailの閲覧、返信、検索が行えます。
そこでここでは、Windows版ChromeブラウザでGmailをオフラインで利用する方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Google Chrome | 71.0.3578.98 |
オフラインメール機能を設定する
Gmailのオフラインメール機能を利用するには、Chromeブラウザが必要なので、インストールしていない方はあらかじめインストールしておきます。
まず、ChromeブラウザからGmail(mail.google.com)にログインし、受信トレイを開いた状態でブックマークしておきます。
次に、画面右上の「設定」ボタンをクリックし、メニューから「設定」を選択します。
設定画面の上部メニューから「オフライン」をクリックし「オフラインメールを有効にする」にチェックを入れてオンにします。
すると、以下のような設定画面が表示されるので、メールを同期する日数やセキュリティの設定を行います。
同期する日数は、既定値の30日間のままでよいと思いますが、受信メール数が多いと同期に時間がかかるので、その場合は7日間ぐらいに変更したほうがよいでしょう。
また「添付ファイルをダウンロードする」のチェックはオンにしておきます。
セキュリティ設定では、利便性を考えて「オフラインデータをパソコンに保存」を選択します。
最後に画面下部にある「変更を保存」をクリックすれば準備完了です。
オフラインでメールを確認する
はじめてオフラインメール機能を使うときは、オンラインの時にChromeブラウザでGmailを開き、あらかじめメールを読み込んでおく必要があります。
オフラインでメールを確認する方法は、オンラインの時と同じで、ChromeブラウザからGmailにアクセスし、受信トレイが表示されればOKです。
これで、インターネットに接続していなくてもGmailの閲覧、返信、検索を行うことができます。
なお、オフライン時にメールを送信した場合は、メールは「送信トレイ」に保存され、オンラインに戻ったときに自動的に送信されます。
オフラインメール機能をやめるときは
オフラインメール機能の利用をやめるときの手順は「Gmailヘルプ」に記載されているのでそちらをご参照ください。
あとがき
オフラインでのメール利用も想定して、PCにメールクライアントソフトをインストールしている方もいると思いますが、Gmailならその必要もありませんね。便利です。