LibreOfficeはMicrosoft Officeの代わりとして使えるか?

仕事場での文書作成や表計算のためのツールといえば「Microsoft Office」が定番ですが、個人で統合オフィスソフトウェアを利用する場合は「Microsoft Office」以外の選択肢も検討の余地はあると思います。

「Microsoft Office」以外の選択肢として、まず思いつくのが、Microsoftが提供するWebサービス「Office Online」ですが、「Office Online」では、ローカルファイルを直接編集できなかったり、一部の編集機能も制限されています。

そこで試してもらいたいのが「LibreOffice」です。

「LibreOffice」は、オープンソースで開発されている「Microsoft Office」互換の統合オフィスソフトウェアです。

ここでは、LibreOfficeの機能概要を紹介します。

動作環境

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェア バージョン
Windows10 Professional 64bit 1809
LibreOffice 6.1.4.2

LibreOfficeとは

ホーム | LibreOffice - オフィススイートのルネサンス

「LibreOffice」は、Microsoft Office互換のソフトウェアとしてオープンソースで開発されている統合オフィスソフトウェアで、Windows・Mac・Linux向けに提供されており、無料で利用できます。

LibreOfficeは、以下の表のとおり6つのソフトウェアから構成されており、標準のファイル形式はODF形式で、MS Office 97-2003形式やMS Office 2007-2013 MXL形式のファイルを編集したり、PDF形式でファイルを保存することもできます。

名称 用途
Writer 文書作成
Calc 表計算
Impress プレゼンテーション
Draw 図形描画
Math 数式エディタ
Base データベース管理システム

また、ソフトウェアの更新もコンスタントにされており、この点も安心して利用できるソフトウェアといえると思います。

主なソフトの概要

ここからは、最も利用するであろう「Writer」「Calc」「Impress」の3つのソフトウェアの概要を、Windows版をもとに紹介します。

Writer

「Writer」は、Microsoft Officeの「Word」に相当する文書作成ツールです。

「Writer」の編集画面は、以下の画像のような感じで「Microsoft Office 2003」に似たインターフェースで、ツールバーはボタン表示されており直感的な操作が可能なので、慣れてくればスムーズな操作が可能です。

個人的に気になる点としては、上の画像をご覧いただくとわかるように、デフォルトの設定のままだと行間が狭すぎることでしょうか。この辺りは、設定の調整で自分好みに設定できそうです。

Calc

「Calc」は、Microsoft Officeの「Excel」に相当する表計算ツールです。

「Calc」の画面は、以下の画像のような感じで「Witer」同様「Microsoft Office 2003」に似たインターフェースです。

機能面でも、書式設定・表・グラフ・関数など、一般的な業務に必要な機能は十分備えていいます。 

Impress

「Impress」は、Microsoft Officeの「PowerPoint」に相当するプレゼンテーションツールです。

「Impress」の画面は、以下の画像のような感じで「Witer」同様「Microsoft Office 2003」に似たインターフェースです。

機能面でも、プレゼンテーション用文書の作成に必要な機能を十分備えており、機能不足に困ることはないでしょう。

便利な使い方として、Writer・Calc・Impressでは、Microsoft Office形式ファイルを編集できるので、Microsoftの公式サイトからテンプレートをダウンロードして、それを基に作成するといったことができます。

Microsoft Office形式ファイルを扱うときの注意点

Microsoft Officeで作成したファイルを、LibreOfficeで開いた時の再現性はかなり高いですが、レイアウト崩れやデータの欠落には注意が必要です。

例えば、Microsoft Wordで作成した文書や、PowerPointで作成したプレゼンテーション文書などを、LibreOfficeのWriterやImpressで開くと、図形や画像の配置や行間などのレイアウト崩れが発生することがあります。

また、Microsoft Officeで作成されたファイルをLibreOfficeで編集して、Microsoft Office形式で再保存した場合、データの一部が欠落する可能性もあります。

Microsoft Office形式ファイルをLibreOfficeで編集する際は、元ファイルはバックアップしておくのが無難でしょう。

あとがき

LibreOfficeのいずれのソフトウェアも、操作への慣れは必要ですが、単独でファイルを作成するのに十分な機能を搭載していると思います。

また、Microsoft Office形式ファイルを開いて、編集をするといった使い方も、上で記載している注意点に気を付ければ、十分有用です。

ただ、Microsoft Office形式ファイルをやり取りするような環境では、LibreOfficeなどのMicrosoft Office互換を謳った製品の利用は、無用なトラブルを招く可能性があるためやめたほうがよいでしょう。

あなたへのおすすめコンテンツ
トップへ戻る