会議などで、議題について話し合うときやアイデアを生み出すとき、欠かせないツールの一つにホワイトボードがあります。
多くの会社の会議室には必ずといってよいほどホワイトボードが用意されていると思いますが、テレワークなどで離れた相手との会議などでもホワイトボード的なツールを利用できたらなぁと思われている方も多いのではないでしょうか。
それをかなえてくれるのが、Microsoftが提供しているオンラインホワイトボード「Microsoft Whiteboard」です。
「Microsoft Whiteboard」を使えば、インターネット経由でホワイトボードを共有して、ホワイトボードに書き込んだり貼り付けたりした内容をお互いで見ながら伝えることができます。
そこでここでは「Microsoft Whiteboard」の使い方を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 1809 |
Microsoft Whiteboard | 18.11121.2564.0 |
Microsoft Whiteboardとは
Microsoft Whiteboard | オンライン ホワイトボード アプリ | IWB
「Microsoft Whiteboard」は、Microsoftが提供している無料のオンラインホワイトボードサービスで、WindowsアプリやWebブラウザだけでなく、AndroidやiOS向けのアプリから利用できます。
Microsoft Whiteboardの使い方
ここでは、Windows 10向けのアプリを例に使い方を紹介します。
なお、本アプリを利用するには、MicrosoftアカウントかOffice365アカウントが必要になります。ここでは、MicrosoftアカウントでWindows 10にサインインしていることを前提に進めます。
まず、Windows 10向けの「Microsoft Whiteboard」アプリを「Microsoft Store」からインストールします。
アプリをインストールしたら「Microsoft Whiteboard」を起動し、真ん中に表示されている「新しいホワイトボードの作成」をクリックします。
新しいホワイトボードが開くので、ここでさまざまな書き込みツールを利用してホワイトボードへ書き込みます。
ホワイトボードへ書き込んだ内容は自動的のクラウド上に保存されており、起動画面に一覧表示されるので、いつでも再利用が可能です。
豊富な書き込み機能
ホワイトボードへ書き込む機能は次のとおりです。
ホワイトボードの下部には、ペン・蛍光ペン・消しゴム・定規・選択ツールがあり、フリーハンドで描画することができます。
上のペンツールの左にあるチェックマークをクリックすると、ペン以外の機能ボタンが表示され、画像の貼り付け・付箋の追加、クリップボードからの貼り付け、カメラによる撮影などが可能です。
ホワイトボードを右クリックすると現れるメニューからは、クリップボードからの貼付け、画像ファイルの貼り付け、カメラによる撮影、付箋の追加、キーボードからの入力が可能です。
また、右上の歯車ボタンからは、フリーハンドの線を図形や表に変換する機能、ホワイトボードに背景色をつけたりグリッドを表示したりする機能があります。
使用してみた感じでは、機能面で物足りなさはないように感じます。
ホワイトボードの共有
ホワイトボードを共有すると、共有相手もホワイトボードへ書き込むことができます。なお、共有相手側でも「Microsoft Whiteboard」を起動できる状態にしておく必要があります。
ホワイトボードを他のユーザーと共有するには、ホワイトボード右上にある参加者を追加するためのボタンをクリックして「Web共有リンクをオンにする」をオンにします。
オンにするとリンクアドレスが表示されるので「リンクのコピー」をクリックしてリンクアドレスをコピーして、相手に伝えます。
相手側でリンクアドレスをWebブラウザで開くと、次のような画面が表示されるので「Whiteboardセッションに参加」をクリックします。
すると、参加者側にもホワイトボードが表示され、お互いの画面右上に参加者のアイコンが表示されます。
これで参加者もホワイトボードに書き込むことができます。お互いが書き込んだ内容は、ほぼリアルタイムに相手側のホワイトボード画面に反映されます。
あとがき
相手と顔を合わせることが難しくても「Microsoft Whiteboard」があれば、文章や言葉だけに比べて格段に伝えたいことが伝えられそうです。