iPhoneなどのスマートフォンを長く利用していると、アプリデータや撮影した写真や動画データなどによって、端末の空き容量が少なくなってきます。
端末の空き容量が少なすぎると端末の動作に影響を及ぼすため、定期的に端末内に保存している写真や動画を端末以外の場所に移動させたり、不要なデータを削除するなどして空き容量を確保する必要があります。
そこでここでは、iPhoneで不要なごみデータを削除して空き容量を確保する方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他の機種やバージョンでは、操作方法や動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
iPhone8 | iOS16.5 |
ストレージの空き容量を確認する
不要なデータを削除するときは、削除前後で空き容量が増えたか確認するためにも、iPhone内のストレージ容量を確認する手順を覚えておきましょう。
iPhone内のストレージ容量を確認するには、iPhoneの「設定」から「一般」>「iPhoneストレージ」を順にタップします。
「iPhoneストレージ」画面では、現在のストレージの使用量やアプリごとの使用量を確認することができます。
削除した写真や動画を完全削除する
iPhoneに保存している写真や動画を削除した場合、それらのデータは30日間は完全に削除されずに残っており、万が一のときは復元できるようになっています。
そのため、端末のストレージ空き容量をすぐに確保したい場合は、写真アプリで削除した写真や動画を完全消去する必要があります。手順は次のとおりです。
写真アプリを起動して、画面下メニューから「アルバム」をタップし、画面の一番下までスクロールして「最近削除した項目」をタップします。
最近削除した写真や動画が一覧表示されるので、画面右上の「選択」をタップします。
完全消去したい写真や動画を選択してから、画面左下の「削除」をタップします。
以上で、写真や動画が完全消去され、消去したデータ分の空き容量を確保できます。
ブラウザキャッシュを削除する
iPhoneに標準搭載されているWebブラウザアプリSafariや、App StoreからインストールできるGoogle Chromeなどのブラウザアプリでは、閲覧したページをキャッシュデータとして保存する仕組みがあり、長く利用していると、このキャッシュデータが溜まって容量を消費することがあります。
キャッシュデータの削除手順はブラウザアプリによって異なりますが、標準搭載のSafariでの手順は次のとおりです。
iPhoneの「設定」から「Safari」を選択して「履歴とWebサイトデータを消去」をタップします。
以上で、Safariのキャッシュデータを削除され、消去したデータ分の空き容量を確保できます。
アプリのキャッシュを削除する
Webブラウザアプリ以外にも、LINEやTwitterなどのSNS系のアプリなどはキャッシュ機能を搭載している場合があります。
たとえばLINEアプリでは、アプリの設定画面からキャッシュを削除でき、キャッシュを削除することで、空き容量を確保できます。
アプリを再インストールする
アプリによっては、長く利用しているとどんどんデータ使用量が大きくなってしまうことがあります。
そのようなアプリでは、アプリをいったんアンインストール(Appを削除)して再インストールすることで、不要なデータが削除され空き容量を確保できます。(ゲームアプリなどでは特に有効な方法です。)
なお、アプリをアンインストール(Appを削除)すると、端末内に保存されているアプリの設定データやセーブデータなども削除されてしまうため、それらのデータは保持しておきたい場合もあるでしょう。
そのようなときは、iPhoneの「設定」から「一般」>「iPhoneストレージ」を順にタップして、対象のアプリを選択して「Appを取り除く」をタップします。
「Appを取り除く」ことで、アプリ本体のデータは削除されますが、アプリの設定データやセーブデータなどは保持されたままになり、アプリを再度インストールすればいつでもアプリの使用を再開できます。(なお「Appを取り除く」は「Appを削除」に比べて、削減効果は少ないです。)
あとがき
定期的にiPhone内のデータ(アプリ、写真、動画など)を整理しておけば、長く快適に端末を利用できるでしょう。