Windows 10では、セーフモードで起動する方法がそれ以前のWindowsとは違っており、手順も面倒になっていることから、Windows 8.1以前と同じようにWindowsの起動時に「F8」キーを押してセーフモードを起動させたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこでここでは、Windows 10を以前のWindowsと同じように、起動時にF8キーを押すことでセーフモードで起動できるようにする方法を紹介します。

目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 22H2 |
F8キーを押してセーフモードを起動する
Windows 10の起動時にF8キーを押してセーフモードを起動できるようにするには、コマンドプロンプトを管理者として起動してから、次のコマンドを実行します。
> bcdedit /set {default} bootmenupolicy legacy
コマンド実行後「この操作を正しく終了しました。」と表示されれば設定完了です。
以上で、Windows 10の起動時に「F8」キーを押すことで、以前のWindowsと同じように「詳細ブートオプション」画面が表示されるようになり、この画面で「セーフモード」を選択することで、Windows 10をセーフモードで起動できるようになります。
F8キーを押すタイミングは、UEFI(BIOS)画面またはメーカ名や機種名などの表示消えたら直ぐにF8キーを連打します。
設定を解除するときは
「F8」キーでのセーフモードの起動を解除する(デフォルトの状態に戻す)ときは、コマンドプロンプトを管理者として起動してから、以下のコマンドを実行します。
> bcdedit /set {default} bootmenupolicy standard
コマンド実行後「この操作を正しく終了しました。」と表示されれば設定完了で、以後はWindowsの起動時に「F8」キーを押してもセーフモードでは起動できなくなります。
あとがき
トラブルシューティングなどで、セーフモードで起動することがよくあるなら「F8」キーでセーフモードを起動できるようにしておけば、多少なりとも作業効率を上げることもできるでしょう。