iPhoneには「コンパス」というアプリが標準搭載されていますが、コンパスアプリは単に方角や方位を確認するだけでなく、現在位置の緯度経度を確認したり、標高を確認することもできる便利アプリなのです。
そこでここでは、iPhoneに標準搭載の「コンパス」アプリで、方位/緯度経度/標高を確認する方法を紹介します。

目次
動作環境
この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他の機種やバージョンでは、操作方法や動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
機種 | バージョン |
---|---|
Apple iPhone8 | iOS16.2 |
コンパスアプリの使い方
コンパスアプリが端末にインストールされていない場合は、App Storeからインストールできます。
コンパスアプリを利用するときは、まずiPhoneの「設定」から「コンパス」を選択して、コンパスアプリの設定画面から「位置情報」をタップして「このAppの使用中」を選択します。
また、コンパスアプリなどが示す北は、磁石が指す北(磁北)であり、北極星を基準とする「真北(しんぽく)」と若干ずれています。(東京を基準とした場合、磁北と真北のずれは約7度です。)
一般的なコンパスの利用では気にする必要はありませんが、どうしても真北を利用したい場合は「真北を使用」をオンに設定しておきます。
以降では、iPhoneのコンパスアプリで、方位/座標(緯度経度、地名)/標高の3つの情報を確認する方法を紹介します。
方位(方角)
コンパスアプリを起動すると、画面上にコンパスが表示され、以下のようにダイヤルが指し示しているのが現在向いている方角で、度数は画面下部で確認できます。
また、コンパスのダイヤルをタップすると、現在の方角がロックされ、ロックした方角からズレると赤いバンドが表示されます。
なお、方位を確認するときは、iPhoneを平らな場所に置き画面中央の2 つのプラス記号の中心点を合わせると、より正確に測定できます。
座標と標高
コンパスアプリの画面下部では、現在地の緯度と経度、地名、標高(海面からの高さ)を確認することもできます。
また、緯度と経度部分をタップすれば、現在地を「マップ」アプリで開くことができます。
コンパスアプリの精度が狂ったときは
コンパスアプリの表示がおかしいときは、iPhoneを再起動するというのが王道ですが、それ以外にも磁石が付いているスマホケースを使っている場合や、近くに家電製品があったり、電車やビルの中だと正確に測定できない場合があります。
そのような時は、ケースを取り外したり場所を変えて測定し直してみましょう。