iPhoneのカメラアプリなどで写真や動画を撮影した後に編集したい場合、本格的な編集作業となると専用アプリが必要になりますが、色を調整したりトリミングしたりといった基本的な編集作業であれば、標準搭載の写真アプリでも十分に役目を果たせます。
そこでここでは、iPhoneに標準搭載の写真アプリで写真や動画を編集する方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他の機種やバージョンでは、操作方法や動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
機種 | バージョン |
---|---|
Apple iPhone8 | iOS16.5 |
写真アプリで画像を編集する
カメラアプリなどで撮影した写真を写真アプリで編集するときは、まず写真アプリで編集したい画像ファイルを開いて、画面右上の「編集」をタップします。
写真の編集画面では、次のような編集が行えます。
- 写真に注釈を入れる
- 写真の光と色を調整する
- 写真にフィルタを適用する
- 写真をトリミングする
iOS16以降を搭載したiPhone XS、iPhone XR 以降であれば、写真から被写体を切り抜くこともできます。
写真に注釈を挿入する
写真に注釈を入れたいときは、編集画面で右上のペンアイコンを選択します。
すると、マークアップモードになり「ボールペン」「蛍光ペン」「鉛筆」といった種類のペンで手書き入力ができます。
また、右下の「+」をタップすれば、テキスト/図形/吹き出し/矢印を挿入したり、拡大鏡で写真の一部を拡大表示させたりできます。
写真の光と色を調整する
編集画面下部で「調整」をタップすれば、写真の光や色を自動調整したり、以下に挙げるそれぞれの項目を個別に調整することもできます。
- 露出
- ブリリアンス
- ハイライト
- シャドウ
- コントラスト
- 明るさ
- ブラックポイント
- 彩度
- 自然な彩度
- 暖かみ
- 色合い
- シャープネス
- 精細度
- ノイズ除去
- ビネット
写真にフィルタを適用する
編集画面下部で「フィルタ」をタップすれば、以下に挙げる効果を写真に施すことができます。
- ビビッド
- ビビッド(暖かい)
- ビビッド(冷たい)
- ドラマティック
- ドラマティック(暖かい)
- ドラマティック(冷たい)
- モノ
- シルバートーン
- ノアール
写真をトリミングする
編集画面下部で「トリミング」をタップすれば、写真を左右反転させたり回転させたり、指定したサイズでトリミング、傾きを調整することができます。
編集を取り消す/やり直す
写真を編集しているときに、編集をやり直したいときなどは編集画面左上の「取り消す」ボタン または 「やり直す」ボタン をタップすることでいつでも編集を取り消したりやり直すことができます。
編集を保存する
編集した内容を保存するときは、編集画面右下のチェックアイコンをタップします。
オリジナルに戻す
写真アプリで編集した写真は、編集後でもオリジナルの状態に戻すことができます。オリジナルに戻したいときは、写真の編集画面を開いて画面右下の「元に戻す」をタップすればOKです。
写真アプリで動画を編集する
カメラアプリなどで撮影した動画を写真アプリで編集するときは、まず写真アプリで編集したい動画ファイルを開いて、画面右上の「編集」をタップします。
動画の編集画面では、次のような編集が行えます。
- 動画の不要なシーンをカット(トリミング)する
- 動画の光と色を調整する
- 動画にフィルタを適用する
- 動画の不要な部分を切り抜く(クロップ)する
- 動画から音声だけをカットする
動画の不要なシーンをカット(トリミング)する
編集画面下部で「トリミング」をタップすれば、動画から不要なシーンをカットすることができます。
動画の光と色を調整する
編集画面下部で「調整」をタップすれば、動画の光や色を自動調整したり、以下に挙げるそれぞれの項目を個別に調整することもできます。
- 露出
- ハイライト
- シャドウ
- コントラスト
- 明るさ
- ブラックポイント
- 彩度
- 自然な彩度
- 暖かみ
- 色合い
- シャープネス
- 精細度
- ノイズ除去
- ビネット
動画にフィルタを適用する
編集画面下部で「フィルタ」をタップすれば、以下に挙げる効果を動画に施すことができます。
- ビビッド
- ビビッド(暖かい)
- ビビッド(冷たい)
- ドラマティック
- ドラマティック(暖かい)
- ドラマティック(冷たい)
- モノ
- シルバートーン
- ノアール
動画の不要な部分を切り抜く(クロップ)する
編集画面下部で「クロップ」をタップすれば、動画の左右を反転させたり回転させたり、動画の不要な部分を切り抜いたり、傾きを調整することができます。
動画から音声だけをカットする
編集画面左上の「スピーカーアイコンをタップ」をタップして、アイコンが斜線付きの灰色になれば音声がカットされた状態となり、この状態で動画を保存すれば動画から音声を取り除くことができます。
編集を取り消す/やり直す
動画を編集しているときに、編集をやり直したいときなどは編集画面左上の「取り消す」ボタン または 「やり直す」ボタン をタップすることでいつでも編集をやり直すことができます。
編集を保存する
編集した内容を保存するときは、編集画面右下のチェックアイコンをタップします。
オリジナルに戻す
写真アプリで編集した動画は、編集後にいつでもオリジナルの状態に戻すこともできます。オリジナルに戻したいときは、編集画面を開いて画面右下の「元に戻す」をタップすればOKです。
あとがき
写真や動画ファイルの基本的な編集作業なら、iPhoneに標準搭載の写真アプリでも十分役立ってくれるのではないでしょうか。