iPhoneに標準搭載されている「計測」アプリは、AR(拡張現実)技術を使ってカメラに映した被写体のサイズや面積を測ったり、傾きを測ることができる優れものアプリです。
そこでここでは、iPhone標準搭載の「計測」アプリでモノのサイズや面積、傾きを測る方法を紹介します。

目次
動作環境
この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他の機種やバージョンでは、操作方法や動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
機種 | バージョン |
---|---|
Apple iPhone8 | iOS16.1.2 |
「計測」アプリの使い方
長さを測る
計測アプリでモノの長さを測る手順は、次のとおりです。
まずは、Appライブラリなどから計測アプリを起動し、画面に「iPhoneを動かしてください。」などの指示が表示されるので、指示に従いiPhoneを動かします。
指示が消えたら、画面の中心に表示されている「白い点」を測りたいモノの測り始める位置(始点)に合わせて「+」アイコンをタップします。
次に、測りたいモノの終点に白い点を合わせて「+」アイコンをタップします。
以上で、始点から終点間に直線が表示され、長さが画面に表示されます。(なお、定規やメジャーほど正確には計測はできません。)
画面に表示されている長さをタップすればコピーができ、右下のスクリーンショットボタンをタップすれば、長さが表示された状態を画像として保存することもできます。
また、始点と終点の位置は、白い点をドラッグすることで調整できます。
面積を測る
計測アプリでモノの面積を測りたいときは、面積を測りたいモノが画面内に入りきっている状態にして、白い点をモノの中心に合わせます。
すると、測りたいモノを囲むように点線の枠が表示されるので、この状態で「+」アイコンをタップします。
以上で、モノの縦の長さ/横の長さ/面積が表示されます。
傾きを測る
傾きを測りたいときは、計測アプリを起動し画面下部の「水準器」をタップしてから、傾きを測りたいモノの上にiPhoneを置きます。
以上で、画面にどの方向にどれぐらい傾いているかが度数で表示されます。
ちなみに、水平のときは画面が緑色で表示されます。
あとがき
計測アプリを使った計測は、計測結果の正確さではメジャーや定規などに比べて劣り、大きなものを測るほど誤差も大きくなりがちですが、家電を買うときにスペースに収まるのか確認したり、引越しなどで部屋の広さを確認したいといったように、ざっくりとしたサイズを簡単に計測したいときにはとても便利です。
ご活用あれ。