Windows 11の最新バージョン22H2では、いくつかの不具合が報告されていますが、そのうちのひとつに、セキュリティ対策ソフト「ESET Internet Security」に搭載されているセキュアブラウザ機能が原因で、Webブラウザ(Google ChromeやMicrosoft Edge)で日本語が入力できなくなるという不具合が発生しているようです。
そこでここでは、Windows 11バージョン22H2環境にセキュリティ対策ソフトとして「ESET Internet Security」をインストールしており不具合が発生している方に、この不具合を回避する方法を紹介します。
なお、本不具合は2022年10月14日に検出エンジンのアップデートで解消したようなので、不具合が発生している場合は、ESET Internet Securityをアップデートしましょう。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 11 Pro | 22H2 |
ESET Internet Security | 15.2.17.0 |
回避方法
Google ChromeやMicrosoft Edgeで日本語が正常に入力できなくなる不具合を回避するには、ESET Internet Securityに搭載されているセキュアブラウザ機能の設定を調整します。
手順は、次のとおりです。
まず、通知エリアにあるESET Internet Securityアイコンをクリックするなどして画面を表示し、画面左側のメニューから「設定」をクリックします。
設定画面が表示されるので「セキュリティツール」をクリックします。
セキュリティツールの設定画面が表示されるので「インターネットバンキング保護」の右にある歯車アイコンをクリックして「設定」を選択します。
インターネットバンキング保護の設定画面が表示されるので、セキュアーブラウザー欄にある「キーボードの保護」をオフに設定して「OK」をクリックします。
以上で、ChromeブラウザやEdgeブラウザで日本語が入力できるようになります。
あとがき
なお、キーボード保護機能を無効化することでセキュリティは低下するため、不具合が解消されたらすぐに元の設定に戻せるよう、しばらくは製品の更新がリリースされていないか定期的にチェックしておくのが良いでしょう。