Webブラウザには、閲覧したWebページのデータやフォームに入力したデータ、Cookieなどが履歴として保存されており、Webサイトを再び訪れたときにページを素早く表示できるなどのメリットがありますが、まれに保存されている閲覧履歴(ブラウザキャッシュ)が原因でWebページの表示がおかしくなったりすることがあります。
そのようなときは、保存されている閲覧履歴を削除することで、トラブルを回避することができます。
そこでここでは、Microsotが提供している人気のWebブラウザ「Microsoft Edge(以下、Edgeブラウザ)」で閲覧履歴を削除する方法を、Windows環境とAndroid環境を例に紹介します。
なお、Google Chromeで閲覧履歴データを削除(クリア)する方法やMozilla Firefoxで閲覧履歴データを削除(クリア)する方法も別記事にて解説しています。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows向けMicrosoft Edge | 103.0.1264.49 |
Android向けMicrosoft Edge | 103.0.1264.51 |
閲覧履歴を削除する
Windows向けEdgeブラウザの場合
Windows向けのEdgeブラウザで閲覧履歴を削除する手順は、次のとおりです。
Edgeブラウザを起動して、右上の「…」をクリックして、メニューから「設定」を選択します。
設定画面が表示されるので、画面左側のメニューから「プライバシー、検索、サービス」を選択して、画面右側の「閲覧データのクリア」で「クリアするデータの選択」をクリックします。
設定画面からたどるのが面倒なときは「Ctrl+Shift+Del」キーを押すことで「閲覧データをクリア」画面を直接表示できます。
「閲覧データをクリア」画面が表示されるので、どの期間のデータを削除するかや削除する項目を選択して「今すぐクリア」をクリックします。
- 時間の範囲 - 過去1時間・過去24時間・過去1週間・過去4週間・すべての期間から選択
- 削除できる項目 - 閲覧の履歴・ダウンロードの履歴・Cookieおよびその他のサイトデータ・キャッシュされた画像とファイル・パスワード・オートフィルフォームデータ(フォームやカードを含む)・サイトのアクセス許可・以前のバージョンのMicrosoft Edgeのすべてのデータ・メディアファンデーションデータから選択
以上で、指定した期間の閲覧履歴が削除されます。(保存されているデータ量によっては、削除に少し時間がかかることがあります。)
なお、Edgeブラウザに複数のプロファイルを作成している場合は、プロファイルごとで実施する必要があります。
Android向けEdgeブラウザの場合
Android向けのEdgeブラウザで閲覧履歴を削除する手順は、次のとおりです。
Edgeブラウザを起動して、画面下部中央の「…」をタップして、画面下部に表示されるメニューから「設定」をタップします。
設定画面が表示されるので、メニューから「プライバシーとセキュリティ」をタップします。
「プライバシーとセキュリティ」画面が表示されるので、メニューから「閲覧データをクリア」をタップします。
「閲覧データをクリア」画面が表示されるので、どの期間のデータを削除するかや削除する項目を選択して「データのクリア」をタップします。
- 時間の範囲 - 過去1時間・過去24時間・過去1週間・過去4週間・すべての期間から選択
- 削除できる項目 - 閲覧の履歴・Cookieとサイトデータ・キャッシュされた画像とファイル・保存されたパスワード・フォームデータのオートフィル・サイトの設定から選択
以上で、指定した期間の閲覧履歴が削除されます。(保存されているデータ量によっては、削除に少し時間がかかることがあります。)
閲覧履歴を自動的に削除するには
Edgeブラウザでは、ブラウザを閉じたときに閲覧履歴を自動的に削除することができます。
Windows向けEdgeブラウザの場合は、手動で閲覧履歴を削除するときと同じように、設定画面左側のメニューから「プライバシー、検索、サービス」を選択して、画面右側の「閲覧データのクリア」で「ブラウザーと閉じるたびにクリアするデータを選択する」をクリックします。
次の画面で、ブラウザを閉じるときにクリアするデータのスライダーをオンに設定します。
Android向けEdgeブラウザの場合は、手動で閲覧履歴を削除するときと同じように、設定画面から「プライバシーとセキュリティ」>「閲覧データをクリア」を順にタップして「終了時に閲覧データをクリア」のスライダーをタップしてオンに設定します。
あとがき
通常の利用では閲覧履歴を削除しなければならないことはほとんどありませんが、Webページが正常に表示されないなどトラブル時などでは、ここで紹介した手順が役立つでしょう。