最近では、個人や企業でインターネット上のサービスを利用することが当たり前になってきており、それに伴い障害やサービス停止が生活や企業活動に大きな影響を及ぼしてしまうケースも出てきました。
そのため、利用しているサービスの稼働状況を常に把握しておき、万が一障害やサービス停止が発生したときは素早く対処したいとお思いもいの方も多いのではないでしょうか。
ですが、サービス提供事業者からの情報だけでは、リアルタイム性に欠けるなど、心もとないと感じるときがあります。
そこでここでは、さまざまなインターネット上のサービスの障害や停止をいち早く把握すのに役立つ「Downdetector」を紹介します。
目次
Downdetectorとは
Downdetectorは、通信速度計測サービス「Speedtest.net」を運営するOoklaが提供するオンラインサービスで、SNSへの投稿やWEBサイトへの報告といった情報を分析して、さまざまなインターネットサービスの障害情報をリアルタイムに提供しています。
現在、Downdetectorでは世界45カ国において6000以上のサービスを監視しており、日本国内で提供されているDowndetectorでも、以下に挙げるさまざまなサービスが監視対象となっています。
- 通信回線(NTT/SoftBank/NTT Docomo/au)
- SNS(Twitter/LINE/Instagram/Facebook)
- 動画共有・動画配信サービス(YouTube/Netflix)
- オンラインサービス(Google/楽天/Amazon)
- ネットバンキング(みずほ銀行/三菱東京UFJ銀行)
- オンラインゲーム(フォートナイト)
監視対象サービスの一覧は、以下のページで確認できます。
Downdetectorの使い方
Downdetectorは、Webサイトやスマホアプリから利用でき、ここでは例としてWebサイト版のDowndetectorの使い方を紹介します。
なお、スマホ向けアプリは以下からダウンロードできます。
インターネットサービスの状況を確認する
インターネットサービスの稼働状況を確認したいときは、WebブラウザでDowndetectorのWebサイトへアクセスして、一覧から対象のサービスを選択するか、検索ボックスに対象のサービス名を入力して検索します。
たとえば、Twitterを選択すると、Twitterのサービス状況を確認できます。
表示されるページには、SNSへの投稿や報告されたデータを分析した結果が表示されており、ページのタイトルやチャートの障害報告件数の急増などを目安に、障害が起きている可能性を判断できます。
インターネットネットサービスの障害を報告する
Downdetectorでは、インターネットネットサービスの障害を報告することができます。
障害を報告するときも、DowndetectorのWebサイトへアクセスして、一覧から障害が発生しているサービスを選択するか、検索ボックスに対象のサービス名を入力します。
サービス状況のページが表示されるので「XXXに障害が発生しています」欄で、どのような障害が発生しているかをクリックすることで報告できます。
たとえば、Twitterの場合では「サーバー接続」「ログイン」「ウェブサイト」「その他」から障害の種類を選択できます。
あとがき
Downdetectorに表示されている情報は、それぞれのサービス提供事業者の公式情報ではなく、SNSやWebサイトに報告されたユーザーからの情報をベースにしているため、誤った情報が提供される可能性もゼロではありません。
そのため、リアルタイムな障害情報としてDowndetectorを活用しつつ、正確な障害内容やサービス稼働状況は、それぞれのサービス提供事業者の公式リリースを確認するという使い方がおすすめです。