CentOS 7からの移行先としておすすめのRHEL互換のディストリビューション3選

CentOS 7からの移行先としておすすめのRHEL互換のディストリビューション3選

現在、LinuxサーバーのOSとして企業などでも利用されていることの多いCentOS 7は、2024年6月30日でサポート終了日を迎えます。

そこでここでは、CentOS 7からの移行先候補として、RHEL(Red Hat Enterprise Linux)のダウンストリームであり安定版クローンとして提供されているディストリビューションを3つ紹介します。

CentOS 8のCentOS 7からの変更点とは
ここでは、2019年9月に登場した「CentOS Linux 8(以下、CentOS 8)」の従来のCentOS 7からの変更点を紹介します。

AlmaLinux

CentOS 7からの移行先としておすすめのRHEL互換のディストリビューション3選

AlmaLinux OS - 永遠に無料の商用レベルのオペレーティングシステム

AlmaLinuxは、商用Linuxディストリビューション「CloudLinux OS」を開発しているCloudLinuxが開発したオープンソースの無償Linuxディストリビューションで、現在はコミュニティー「The AlmaLinux OS Foundation」主導で開発されています。

スポンサーには、CloudLinuxをはじめAmazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Armなど、メジャーな企業が名を連ねており、安心感があります。

CentOS 7からの移行先としておすすめのRHEL互換のディストリビューション3選

また、AlmaLinux8では、RHEL8のサポート期限に合わせて2029年までアップデートやセキュリティパッチが提供されることが公式サイトで発表されています。

AlmaLinuxの特長としては、更新が非常に早く、RHELでのソフトウェアアップデート後、1日程度でアップデートが提供されることが多いため、更新速度を重視するなら最有力の候補となるでしょう。

Rocky Linux

CentOS 7からの移行先としておすすめのRHEL互換のディストリビューション3選

Rocky Linux

Rocky Linuxは、CentOSの創設者であるGregory Kurtzer氏が立ち上げたプロジェクトにより開発されたオープンソースの無償Linuxディストリビューションで、現在はコミュニティー「Rocky Enterprise Software Foundation」主導で開発されています。

スポンサーには、CIQ(Gregory Kurtze氏の会社)をはじめ、Amazon Web Services(AWS)やGoogle Cloud、Microsoft Azure、Armといったメジャーな企業が名を連ねており、ことらも安心感があります。

CentOS 7からの移行先としておすすめのRHEL互換のディストリビューション3選

また、Rocky Linux8では、RHEL8のサポート期限に合わせて2029年までアップデートやセキュリティパッチが提供されることが公式サイトで発表されています。

なお、Rocky Linuxも更新が早く、RHELでのソフトウェアアップデート後、1週間程度でアップデートが提供されているようです。

MIRACLE LINUX

CentOS 7からの移行先としておすすめのRHEL互換のディストリビューション3選

サイバートラストのLinux OS、オープンソース・ソリューション — MIRACLE LINUX サポート&テクノロジー | サイバートラスト株式会社

MIRACLE LINUX(ミラクル・リナックス)は、サイバートラスト株式会社が提供する国産の無償Linuxディストリビューションです。

なお、無償提供されているMIRACLE LINUX8.4のアップデートは2030年5月まで提供予定となっています。

また、企業が開発/提供しているディストリビューションということもあり、有償サポートや個別のコンサルティングも提供されており、日本語でのサポートを重視したいときに有力な候補となるでしょう。

あとがき

上に紹介した3つのディストリビューションは、いずれも基本的にはRHELのリビルドのため、どのディストリビューションを選択しても操作感などはほとんど変わりないですが、どのディストリビューションへ移行する場合も、十分な事前検証は欠かせないでしょう。