スマートフォンは、通信用端末やカメラとしてだけではなく、搭載機能やアプリを活用することで、実にさまざまなものの代用として利用できます。
そのなかから、ここではAndroid端末を懐中電灯や拡大鏡、手鏡として利用する方法を紹介します。
知っていると日常生活でとても役に立ちますよ。

目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他の機種やバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
機種(ソフトウェア) | バージョン |
---|---|
Google Nexus 5X(Android) | 8.1.0 |
ライト(懐中電灯)
ほとんどのAndroid端末には、背面にあるカメラの撮影用ライトを常時点灯させて、懐中電灯の代わりとして利用できるライト機能が備わっています。
ライト機能を利用するには、ロック画面なら2本の指で下にスワイプ、ホーム画面なら通知エリアを2本の指で下にスワイプして「クイック設定パネル」を表示して、一覧から「懐中電灯(ライト)」のアイコンをタップすることでライトが点灯し、アイコンをもう一度タップすれば消灯します。
なお、一部の機種では専用アプリを使ってライトの明るさも調節できるようですが、Androidの標準機能では明るさの調節はできません。
クイック設定パネルの一覧に懐中電灯(ライト)アイコンが見当たらない場合は、クイック設定パネル下部の鉛筆マークをタップして、一覧に懐中電灯(ライト)アイコンをドラッグして追加します。


停電したときなど、一時的に明かりを確保したいときに便利です。
なお、ライトのバッテリー消費は、端末にもよりますがおおむね20~30分でバッテリーを5%ほど消費します。
拡大鏡(虫眼鏡)
Android端末を拡大鏡(虫眼鏡)の代用として利用するときは、アプリのインストールが必要になり、おススメアプリは、簡単操作で被写体を拡大表示できる「拡大鏡 & 顕微鏡」です。
「拡大鏡 & 顕微鏡」アプリの使い方は、アプリを起動して被写体を映している状態で、画面右下に表示されている虫眼鏡アイコンを左右にドラッグするか、画面をピンチインorピンチアウトすることで拡大/縮小できます。
拡大倍率は、1.2倍から最大で19.6倍まで可能です。
以下は、「拡大鏡 & 顕微鏡」アプリで3倍に拡大した画像ですが、通常のカメラで撮影した画像に比べて、思った以上にキレイに拡大できます。


また、「拡大鏡 & 顕微鏡」アプリでは、撮影状況に合わせて明るさ/コントラスト/画像効果の調整をしたり、画面の撮影や一時停止といった機能も備えています。
手鏡
Android端末を手鏡の代用として利用するときは、標準搭載のカメラアプリでカメラを前面に切り替えて利用する方法もありますが、専用アプリをインストールしたほうが使い勝手は良いでしょう。
おススメアプリは、スピーディーな起動と反転機能や360度ミラー機能を備えた「ミラー360」です。
「ミラー360」アプリの使い方はとても簡単で、アプリを起動するだけで高画質な鏡として利用できます。
また、静止画の撮影/拡大/明るさ調整/手ブレ補正/左右反転/普通の鏡では見れない後ろや上からのアングルもチェックできる360度ミラーといった機能も備えており、このアプリさえあれば、もう手鏡を携帯する必要がないといっても過言ではありません。
あとがき
普段使いすることがなくても、機能の有効化方法を確認しておいたり、アプリをインストールしておけば、いざという時にきっと役立ちますよ。