パソコンで年賀状を作成/印刷できるサービスとして人気のある「はがきデザインキット」は、昨年まではソフトウェアとして提供されていましたが、今年からは「ウェブ版」と「スマホ版」の2つのみが提供されています。
そこでここでは、ウェブ版の「はがきデザインキット2022」の使い方を紹介します。
これまでソフトウェア版を利用していて、ウェブ版との違いが気になっている方や、そろそろ年賀状を作成しようかと考えている方は参考にしていただけると幸いです。

目次
「はがきデザインキット2022」とは
「はがきデザインキット2022」は、郵便局が提供する年賀状の作成・印刷サービスで、ウェブブラウザから利用できる「ウェブ版」とスマートフォンから利用できる「スマホアプリ版」が提供されています。
「はがきデザインキット2022」では、年賀状や結婚、出産、お引越しの報告など、さまざま用途に合わせて簡単にはがきを作成/印刷でき、作成したデザインや宛名は、PDFファイルとして保存して自宅のプリンターで印刷したり、印刷サービス(有料)を使って印刷したり、コンビニプリントを利用することもできます。
昨年まで提供されていたソフトウェア版との違いとしては、住所録の保存ができないことや、デザインの種類が少し減少したことが挙げられますが、他の機能は以前と同じように利用できます。
「はがきデザインキット2022」の使い方
ここではウェブ版の「はがきデザインキット2022」を使って、デザインの作成から自宅で印刷するためにPDFファイルとして保存するまでの手順を紹介します。
デザインを作成する
まずは、Webブラウザで「はがきデザインキット2022」のページにアクセスし「年賀状を作る」をクリックします。
裏面デザインの選択ページが表示されるので、利用したいデザインをクリックし選択します。
デザインテンプレートは、年賀状を含めて472種類あります。
選択したデザインの拡大画面が表示されるので「普通紙でつくる(フチあり)」または「写真用紙でつくる」をクリックします。
写真を利用できないデザインの場合は「写真用紙で作る」は選択できません。
デザインの編集ページが表示されるので、アイテムの配置を調整したり、写真の挿入、メッセージの編集、スタンプの追加を行います。
編集中にもう少し大きな画面で確認したいときは、画面左上の「ズーム」をクリックして拡大表示でき、最初からやり直したいときは、画面左上の「リセット」をクリックします。
編集が終わったら画面右中央に表示されている矢印をクリックして、編集内容を確認してから「保存する」をクリックします。
すると「デザインが一時保存されました」と表示されるので「OK」をクリックします。
作成したデザインをダウンロードする
最初の裏面デザインの選択ページへ戻り、画面右上の「マイデザイン」をクリックすると、一時保存したデザインを確認できます。
「マイデザイン」ページで、作成したデザインのサムネイルをクリックすると、次の中から操作を選択でき、ここでは「自宅プリント」をクリックします。
- 注文へすすむ - デザインや宛先の印刷を注文することができます。(後述の「印刷サービスについて」を参照)
- 編集する - 編集画面に戻り、再編集できます。
- 削除する - 作成したデザインを削除します。
- 自宅プリント - パソコンにPDF形式ファイルで保存します。
- コンビニプリント - 発行されたプリント予約番号を利用して、セブンイレブンのマルチコピー機でプリントできます。
「自宅プリントについて」ページが表示されるので、画面をスクロールし「利用規約に同意する」にチェックを入れて「PDFダウンロードに進む」をクリックします。
「デザイン面のPDFを生成する」をクリックします。
「PDFファイルの生成(はがきのデザイン)」ページが表示されるので、画面をスクロールし「PDFファイルを生成する」をクリックすると、デザイン面のPDFファイルがダウンロードされます。
つぎに、上と同じ手順で「PDFダウンロードに進む」をクリックして「宛名面のPDFを生成する」をクリックします。
「PDFファイルの生成(はがきの宛名面)」ページが表示されるので、以下を順に設定します。
- はがきの種類と宛名の書体の指定
- 宛先情報の登録
- 差出人情報の入力
宛名の書体では「楷書体」「明朝体」「ゴシック体」「デザイン体」「手書き風文字」から選択できます。
宛先情報の登録では、一つずつ手動で登録する以外に、昨年まで提供されていたインストール版の「はがきデザインキット」から書き出したCSV形式ファイルや、自分でCSV形式の住所録を作成して登録することができます。
自分でCSV形式で住所録を作成するときのフォーマットや入力例は「CSV」をクリックすることで、確認・ダウンロードできます。
差出人情報は、直接入力します。
設定が終わったら、ページの一番下にある「入力内容の確認に進む」をクリックします。
入力内容の確認ページで内容を確認したら、画面をスクロールし「PDFファイルを生成する」をクリックすると、宛名面のPDFファイルがダウンロードされます。
あとは、ダウンロードしたデザイン面・宛名面それぞれのPDFファイルを開いて、自宅のプリンターで印刷します。
以上で作業完了です。
「はがきデザインキット2022」利用時の注意点
作成したデザインは一時保存されているだけなので、しっかりと保存しておきたいときは「自宅プリント」を選択してPDFファイルとして保存しておくのがよいでしょう。
また、宛先は一件ずつ登録することもできますが、登録した宛先の一覧を書き出すことはできないようなので、あらかじめCSV形式で住所録を作成してから登録するのが良いでしょう。
印刷サービス(有料)について
はがきデザインキット印刷サービスでは、作成したデザインや宛名を印刷したはがきを最短で翌々日に自宅へ送ってもらうことができます。
なお、現在は宛名を一件ずつ登録する必要がありますが、2021年12月中旬ごろにはCSVデータの取り込みに対応するようです。
ちなみに、印刷サービスの料金は次のとおりです。
項目 | 料金 |
---|---|
印刷代(普通紙) | 140円/1枚 |
印刷代(写真用紙) | 170円/1枚 |
印刷代(喪中・寒中) | 130円/1枚 |
はがき代 | 63円/1枚 |
配送料 | 全国一律810円 |
あとがき
自宅にプリンターがある/ないに関わらず、簡単に年賀状などのはがきを作成でき、郵便局が提供しているサービスという安心感もあります。
お試しあれ。